そのHOME、STAYできるとは限らない。ボリビアNGOがコロナ下で公開した支援啓蒙広告
Case: Home
南米ボリビアのNGO・Techo Bolivia Institutionalが、新型コロナウイルス(COVID-19)下で公開した広告ポスターをご紹介。
感染防止のために「STAY HOME(自宅待機)」が呼びかけられていますが、「HOME」の解釈は人それぞれ。なかには留まるための十分な自宅環境が備わっていない人もいることを訴え、平等に安全な住環境が行き渡るよう支援を呼びかけています。
こちらの「HOME」は建物全体が歪み、いまにも倒れそう。
こちらの「HOME」は、部屋を仕切る壁や床すらありません。
玄関がないわらぶきの家や、
土壁がむき出しになった家まで、その形はさまざま。
住環境の狭さから、大勢の家族がひとつの部屋に同居しているケースも。
家のなかが密集していると、STAY HOMEをしても感染リスクは下がるばかりか高まってしまうのです。
「STAY HOME」と呼びかけることはシンプルですが、「HOME」のあり方をめぐる問題を抱える人々が多いのも現実。しっかりと目を向け、誰もが安全な生活を送れるようにすることの大切さを考えさせられるポスターでした。
(via Adeevee)
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