マイクロソフトのワードを活用。職場での男女不平等の事実を伝えるプラグインを開発
Case:the Equality Spell Check
中東・北アフリカのMENA地域では、職場での男女平等が他国に比べて大きく遅れをとっています。これによって、年間およそ5750億ドルを失っているとも言われています。
そんななか、コンピューターメーカーのLenovoは国際女性デーにキャンペーンを実施。
同社は、Microsoftのソフトの1つであるワードを利用して、職場での男女平等の重要性と現状を伝えるために“the Equality Spell Check”というプラグインを考案。
たとえば、画像のようにplanという言葉がワード上でタイプされると、「13%もの女性が職場で出産の予定について聞かれている」という事実が表示されるようになっています。
同様に、opportunityという言葉がタイプされた場合は「16%もの女性が仕事の機会提供と引き換えに性的な見返りを求められている」という事実が表示されます。
職場で何気なく使われている言葉から、男女不平等の実情を伝えることに成功したのでした。現在、250もの言葉がプラグインに登録されているとのこと。
世界中で利用されているプログラムを活用することで、人々の行動改善や、職場での男女平等についての議論を生み出そうと試みた本キャンペーン。現在は、MENA地域の多くの企業がこのキャンペーンに参加し、“the Equality Spell Check”を導入しているとのことです。
プラグインは以下のサイトよりダウンロードが可能です。
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