青い空、青い海、汚れた砂浜?ごみ問題に言及したスポイラ風「Plastic Issue」
Case:Plastic Change – The Plastic Issue
デンマークのNGO団体・Plastic Changeが実施した、プラスチックごみ問題を訴える粋な取り組みをご紹介します。
アメリカのスポーツ週刊誌Sport’s Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)といえば、1964年から毎年発行されている水着特集(Swimsuit Issue)が有名。この特集では、美しい海をバックに水着姿の女性モデルの写真を掲載するのがお決まりです。
しかし、現実世界では海の状況は変わってきているということを訴えるべく、Plastic Changeでは、今年の世界海洋デーにプラスチックにフォーカスした号”The Plastic Issue”を制作したのです。
表紙を見ておわかりの通り、撮影は綺麗な海でなく、プラスチックのごみが散乱したビーチで行われました。また、モデルが着用する水着にはプラスチックからリサイクルして作られたものが使用されたそう。
さらに同団体は、プラスチックごみ問題についての詳細がわかる特設サイトも設置。プラスチックごみで汚れた海と美女の写真からなるカレンダーも作成しました。
プラスチックごみ問題を新たな視点から考えるきっかけとなるクリエイティブな取り組みでした。
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