ペットはいつでも主人公!英自動車団体が作った「デザイナーズ義足」

Case: Cover for their Overconfidence

イギリスで自動車ユーザー向けのさまざまなサービスを提供する、いわゆる日本でいうところの「JAF」のような公共団体・Royal Automobile Club of Victoria(ヴィクトリア王立自動車連盟)のCSR施策をご紹介。

国内外の映画作品やアーティストの美術を手掛けた新進気鋭のクリエイターとコラボし、交通事故で怪我や障害を負ったペットたちがスタイリッシュに過ごすことのできる義足やギプスを開発、提供しました。

まず、映画「ワイルド・スピード(原題『THE FIRST AND THE FURIOUS』)」の劇中に登場する車のデザイナーとコラボし、交通事故で足を失った犬に、燃えさかる炎のようなスピード感あふれる歩行器をプレゼント。



続いて、アメリカのハードロックバンド「クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ」の美術を手掛けるクリエイターとコラボし、足を骨折した犬にサイケデリックなギプスをプレゼント。



さらに映画「アラビアの女王 愛と宿命の日々」のスタイリストとコラボし、猫がライオンのようにカッコよくなれるカラーをプレゼントしたのです。



大切な家族であるペット。たとえ大きな怪我をしてしまっても、普段どおり…いや、普段以上にカッコよく素敵に振る舞えるよう、これまで無機質で痛々しい存在であった義足やギプスなどを、まるで映画に登場するキャラクターのようになれるファッションアイテムとして再開発したのです。

ペットに注ぐ愛情を具現化させるこのアイテムの存在はまたたく間にSNSを駆け巡り、640万ドル相当の広告効果を産出。連盟への加入数も350%に大幅増加しました。


人間の世界でも増えてきた、怪我というネガティブな要素をポジティブに変換する試み。ペットの分野にもこれを広げていくことで「大切な家族」に対するケアの重要性をアピールする、ソーシャルグッドな施策でした。

(via CONTAGIOUS)

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