プロゲーマーと一緒に友情プレイ!250万人にリーチした、ペルービールブランドのデジタル施策
Case: The Unexpected Player
いま世界で最も盛り上がっているといっても過言ではないオンラインゲーム・Dota2。10人のプレーヤーがそれぞれヒーロー(キャラクター)を選び、2チームに分かれて敵の本拠地を破壊するという内容で、世界最高峰を決める国際大会では賞金額が20億円を超えるなど、eスポーツの中でも非常に人気の高いゲームです。
ゲームをスタートするにあたってまず行うのがヒーロー選び。キャラクターにはそれぞれ特性があり、主に攻撃を専門とする『Carry』や、壁となり敵の攻撃を阻害する『Durable』などといった属性の中から自分のヒーローをチョイスします。
100種類以上もあるヒーローの中には、あまり人気のないものもあるそうで、それが『Support』というカテゴリに属するキャラ達。味方の回復をしたりピンチの際に仲間を逃がしたりする、いわば縁の下の力持ち的な重要な役割にも関わらず、誰もやりたがらない場合が多いのだとか。
そんな状況に着目したのが、ペルーのビールブランド・Pilsen Callao。『True Friendship(真の友情)』をモットーにして“仲間との絆を深めるビール”としてCMなどの広告を展開している同社は、この『Support』役を買って出ることにしました。
The Unexpected Player – Pilsen Callao from Sebastian Sun on Vimeo.
Pilsen Callaoは2人のトップゲーマーに依頼し、Support属性のヒーローを使って一般ゲーマーとのマッチに参加。
そしてその様子をYouTubeやTwitchでライブ配信したところ「Pilsen最高!」「ゲーマーのためのビールだ」などと大きな話題に。7,000万件のインプレッションを獲得したほか、国内ゲーマーの約半数にあたる250万人にリーチするなど、大きな反響を呼んだといいます。
チームワークが必須のゲームにおいて、ブランドの理念の『友情』のキーワードを上手く使って切り込んだ、鮮やかなプロモーションでした。
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