ノルウェーからスウェーデンへ“緊急チョコレート支援”。北欧食品会社の競合の窮地を救うブランディング施策

Case: Emergency Chocolate Milk Aid for Sweden

ノルウェーのチョコレートミルクブランド・Litagoが一風変わったキャンペーンを打ち出しました。

Litagoの競合であるO’boyは、スウェーデンで非常に人気なチョコレートパウダーのブランド。 ある時そんなO’boyの工場で技術的な問題が発生し、商品の生産が中止されてしまったのです。

お店ではO’boyの品切れが続出。オンラインではO’boyの商品価格が高騰しました。

競合ブランドのピンチ、そして安価にチョコレートミルクを入手できなくなったスウェーデン国民の非常時(!?)に際してLitagoが立ち上がります。“緊急チョコレート支援”と銘打ち、自社商品のチョコレートミルクをスウェーデンに送ることにしたのです。

そして、その支援についての広告を国内最大の新聞に掲出しました。

トラックいっぱいに詰め込まれたチョコレートミルクは無事スウェーデンに到着。街中で無料で市民に配られました。

Litagoのキャラクターが着ぐるみで商品を配ると市民は大喜び。

この取り組みはさまざまなメディアに取り上げられ、遊び心のある面白い企業だと評判は上々。結果的に大きな広告効果を得ることができました。

ライバルの窮地に助け舟を出すことで新たなマーケットにおける知名度向上とブランディングに繋げた、ユニークなブランディング施策でした。

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