”逆転の発想”で加速性能をPR!フォルクスワーゲンの「どこまでゆっくりと加速できるか」チャレンジ動画
Case: 0-100 km/h challenge
フォルクスワーゲンがデンマークで公開した、スポーツコンパクトモデル「GTIシリーズ」のWeb動画をご紹介。
“スムーズな加速性能”を伝えるため、スピード勝負の世界に生きるF1ドライバーたちに「いかにゆっくり加速できるかを競わせる」という、コロンブスの卵的な発想が注目を集めているPR動画です。
レーシングコースに集まった3人のF1ドライバーたち。
「まずは普通に速く走ってみよう」と、いつも通りのレース仕様で加速を体験します。
「ロケットみたいな加速だな!」と性能にご満悦のようす。
場面がかわって、アシスタントからなにやら紙を渡される3人。
「時速100kmまで、いかにゆっくり加速できるかを競っていただきます。途中で減速したり、速度をキープすることはできません」
「マジか。キツいな」思わず苦笑するドライバー。
スピードの動きは精密に記録されており、いっさいズルが効かないという徹底ぶりです。
いつも以上に緊張した表情を隠せないドライバーたち。
「ゆっくり加速レース」 スタート。
ゆっくり、ゆっくり加速しようとしていきますが……
「おいおい!ずいぶん早いな!!」 レーシングドライバーの性(さが)はどうしても隠しきれません。
「ああ、もう時速100kmだ……」
時速100kmに達した時点で「ゲームセット」。
よりゆっくり加速しているドライバーが「お先にー!」と追い抜いていきます。
「いかにゆっくり時速100kmまで加速できるか」というレース。
もっともゆっくり加速できた最長記録は、2分57秒05でした。
「加速のスムーズなGTIでゆっくり加速するのは本当に難しかったよ……」苦笑いするドライバーの表情で締めくくり。
自動車の運転技術はトップクラスのF1ドライバーたちをしても、GTIの加速の速さを抑えることはできない──
あえて逆説的なアプローチをとることで、性能の素晴らしさを効果的に表現しています。
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