Facebookメッセンジャーで主人公の人生を導く。南アフリカ金融機関のインタラクティブドラマ
Case: Lives of Grace
南アフリカの金融機関・Sanlamは、生命保険商品のプロモーションとして、メッセンジャーアプリ「Facebookメッセンジャー」と「WhatsApp」を使ったインタラクティブなドラマコンテンツを公開しました。
視聴する一般ユーザーは、ドラマで登場する主人公の女性・Graceの“人生における重要な選択”をメッセンジャーアプリを通してサポートするという仕組み。
全5話・いずれのエピソードも、1~2分程度のボイスメッセージによりGraceの状況が語られ、それを元にユーザーはアドバイスを送る仕様です。
例えば若い頃のGraceが「私はどこ行きのバスに乗ればいいかしら?」と聞けば、視聴しているユーザーは「ヨハネスブルグ」と答えるといった具合です。この回答内容によってドラマのストーリー展開が変わっていくのです。
次のエピソードへ進むと、Graceの人生は「Graceはあなたのアドバイスに従って、ヨハネスブルグに来ました。彼女の人生は果たして良くなったのでしょうか?悪くなったのでしょうか?」というように、先の未来へと展開していきます。
物語はGraceが亡くなるエピソード5で完結。
様々な選択肢に対応するため、ボイスメッセージは60分以上の素材を録音。エンディングは16種類用意しており、最終的にどんな結末になったとしても保険など“お金の面での人生の準備が重要である”と認識できるようになっています。
ドラマコンテンツといっても、今回使用されたのは文章と画像と音声。比較的大きな予算をかけずにユーザーとの双方向のコミュニケーションを実現させたクリエイティブでした。
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