おなじみのビールがラグジュアリーに変身?独・長寿ブランドが新パッケージ開発に挑戦

Case: Le BECK’S

ドイツのビール・BECK’S。1873年に生まれた現地ではおなじみのビールブランドですが、近年は様々な競合ブランドにも押され、売り上げが下降する年が度々あるという不安定な状況でした。

そこで同ブランドは、消費者との最大のタッチポイントと言えるパッケージを通した新たなメッセージ訴求に挑戦することにしました。

それが“シャンパングラス風”の形状をしたスペシャルエディションのパッケージ缶です。

この缶を“レジェンダリー・ビール”と称し、長年の歴史があるからこそ“大衆的”なブランドではなく“レジェンド”なブランドである、「シャンパンのようにラグジュアリーに楽しんでほしい」という新たなメッセージを打ち出しました。

まずはテストとしてイベントで披露したところ大きな反響を呼んだため、BECK’Sは今後の本格的な流通を検討しているとのこと。ビールといえば缶やジョッキのイメージがありますが、“グラス”(風の缶)を通して楽しんでもらおう、それを通じてブランドイメージを再構築しよう、というアプローチにオリジナリティが光ります。

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