アザラシをFacebookチャットボットに起用!シドニー・オペラハウスの若年層向けSNS施策
Case: The Sydney Opera House Seal
シドニー・オペラハウスが地元の人々に来館してもらうために実施した、ユニークなデジタルプロモーションをご紹介。
The Sydney Opera House Seal from The Works on Vimeo.
オペラハウスは毎年820万人の来場者を集めていますが、最近の市場調査ではシドニーの住民に限ると『4人に3人が、1年間以内に来館してショーを見ていないこと』が明らかになりました。同館ではカジュアルなイベントを積極的に行っているもののそれらはあまり知られておらず、格式高いオペラの印象が強い点が大きな原因でした。
観光客だけではなく、地元の人たち、特に若い人たちにもオペラハウスに改めて関心を持ってもらうために同館が今回白羽の矢を立てたのが…オーストラリアに棲息する“アザラシ”でした。
この施設は水辺にあるため時々アザラシの姿を見かけることができ、SNSで人気を博していた点に着目したのです。
“シドニー・オペラハウスの公式アザラシ”として、Facebookメッセンジャーのチャットボットに起用。
ユーザーは、オペラハウスで開催されるイベント情報や同館の歴史、関連する面白gifアニメなどのコンテンツを、アザラシとチャット(会話)しながら楽しむことができます。
また、屋外広告にもチャットボットの告知とともにアザラシを起用し、会話が楽しめることをアピールしています。
同地域のSNSで“すでに人気者になっている存在(アザラシ)”を、若年層に馴染みのあるチャットボットのクリエイティブとして起用することで、彼らからのアテンションの獲得を図ったデジタル施策でした。
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