“視力0.03”の極限の滑降! パラアスリートの競技中の視点を体感できるInstagramアカウント

Case: @SeeLikeMenna 360 Experience featuring Marek and Maciej

トヨタ自動車がイギリスで、平昌パラリンピックに絡めてユニークなプロモーションを実施しています。

同社がスポンサーを務め、本大会に出場するイギリスのアルペンスキー選手・Menna Fitzpatrick氏のInstagramアカウントには、すべての投稿写真や動画がぼやけてしまった状態で公開されています。

これらの投稿はMenna Fitzpatrickの視点から見た競技中の模様を再現しているのです。

例えば、彼女の“0.03の視力”で、時速100kmにも及ぶ滑降時の視界を動画に収めて公開。

競技中だけではなく、怪我のリハビリ中の様子なども投稿することで、パラリンピックアスリートの日頃見えない舞台裏を、“彼らの視点”を通じて発信しています。

またYouTubeでは360度動画も公開。同氏のB2(視力0.03)の映像の他に、B3(視力0.04-0.1)、B1(全盲)の選手も登場し、各選手の競技中の視界を疑似体験することができます。

 

コンテンツは、パラリンピック選手の視野をできる限り忠実に再現すべく、本人、ガイド(前方を走行し、彼らに指示を出すスキーヤー)、視覚障害者への情報提供を行う非営利団体、眼科の監修をもとに制作されたといいます。

これらの投稿を閲覧するユーザーに、「(このような)きわめて乏しい視野の中、大変な競技に臨んでいること」を知ってもらうことで、パラリンピックやパラアスリートへの関心を高めてもらうきっかけにしているようです。

トヨタ自動車は国際オリンピック委員会・国際パラリンピック委員会のパートナーで、グローバル企業チャレンジ「Start Your Impossible」を展開中。パラアスリートの競技へのチャレンジを表現することでパートナーシップの認知と、企業メッセージの発信を図る取組みでした。

(via Instagram/seelikemennaMobility for ALL TOYOTA

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