子供たちが描く絵画に潜むショッキングな真実
Case: Broken Crayons
子供たちへの虐待防止に取り組む米非営利団体・Amigos For Kidsによる、アートを題材にした啓発施策をご紹介。
舞台はアメリカ・フロリダ州で行われたマイアミ・アート・ウィーク。
会場内には一見すると、子供たちが楽しく描いた絵画が展示されています。
それぞれの作品にはヘッドホンが備え付けられ、来館者は作品の説明を聞くことができます。
例えば、バレーボールチームの練習の様子が描かれている作品。
実はコーチやチームメイトに虐待されている子供のもので、その背景が音声で説明されています。
本施策収めた映像には展示を見た来館者の反応や感想も収められており、「ショックだった」「(描かれていることの)意味がわかった」「人々や教育機関はこの点に気づくべきだ」など、一様に大きな衝撃を与えることに成功したようです。
本取り組みは、“虐待された子供たちは、学校でのお絵かきの際にその潜在的な手がかりを忍ばせていることが多い”、“しかし、それに周囲が気づく頃には手遅れになってしまうことが多い”という点に着目して企画されたものだといいます。
映像の最後は「子供の虐待の兆しは私たちの周りにある」というメッセージ。身の回りの子供たちと接したり、絵を見てあげたりするときに、より注意しておこうと考えさせられる施策です。
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