島旅専門の旅行会社の挑戦、「風土」を切り口に島の暮らしの持続と訪れる人のより深い楽しみの両立を追及する「島の風土探究」を開始します。 プレスリリース

 

  • 目次

1.島旅の旅行会社が風土探究に取り組む背景
2.島の風土探究について
3.風土ツーリズムの開始
4.島の風土探究運営者
 

  • 1.島旅の旅行会社が風土探究に取り組む背景

南西諸島をはじめとする島々の旅を企画・提案する中で、私たちは、どのようなつながりをつくることが地元のためになるのかを考えてきました。その中で感じるようになったのは、集落に一軒だけある商店やサンゴの手積み石垣がつづく風景など日常の細やかな部分が失われると、その場所らしさが大きく損なわれてしまうということです。
 

そこから私たちが日ごろ関わらせてもらっている島々で、その土地ならではの暮らしや住む人々が作り出す雰囲気が続いていくことに資する訪問・滞在の仕方を作り出せないか考えるようになりました。新型コロナで旅行者が大きく減少しこれまでの観光のあり方が問い直されたことで、その意を一層強くしました。

そこで私たちが注目したのが「風土」です。二つと同じものがない自然環境は、その土地の人々の営みを規定し、人々の営みもまた自然に作用します。これら自然と人・人と人との関わりの総体である風土を知り、交わり、味わうことが、訪れた人にその土地でしかできない体験をもたらし、なおかつもともとそこにある暮らしに混ざることで、その土地の社会・経済活動の継続に資することができるのではないかと考えたのです。
 

ただ、土地の風土は一意的なものではなく、どの範囲をエリアのまとまりとして見るかや、普段何をして暮らしているかによって複数のとらえ方がありえます。こうした複層性を踏まえ、私たちは、何がその土地らしさを作る風土で、その土地の暮らしのかけがえのなさにつながっているのか、ひとつの答えで満足することなく考究し続ける必要があると認識しています。そのため私たちは「島の風土を探究する」というアプローチを取ることにしました。
 

  • 2.島の風土探究について

島で暮らしている方々と近く接することになる「島の風土探究」は、なかなか進めづらい環境が続いていました。そのためまずは島の生活文化を知ってもらうためのウェブメディア「しまのま」(https://shimanoma.jp)を2021年6月に先行オープンしました。2022年4月現在で5島39件の記事を作成・掲載しています。
 

まだ移動にあたって慎重さは求められるものの、地域をまたいだ移動も徐々に回復を見せ始めているところ、実際に島を訪れるプランの提案を含んだ取り組みに着手し、2022年5月「島の風土探究」のリリースに至りました。

 

 

現状「島の風土探究」の主なコンテンツは2種類あります。島外から島の風土に触れることができる「風土を知る」と、実際に島を訪れて体験することを提案する「風土を旅する」です。
「風土を知る」は、ウェブ記事からスタートしましたが、今後は島の風土を感じられる品々を買って取り寄せたり、オンラインイベントに参加できたり、島外から島の風土に触れる接点を増やしていく予定です。
 

  • 3.風土ツーリズムの開始

「島の風土探究」のもうひとつのコンテンツである「風土を旅する」では、まずは奄美大島、徳之島、沖永良部島の3島について実際に島を訪れて風土に触れる滞在プログラムを提案しています。

奄美大島「自然と人と”掛け合う”島」

徳之島「人に命に優しい徳之島」

沖永良部島「サンゴに創られた沖永良部島の暮らし」

上記3島に加えて現在は屋久島への旅も企画中です。今後は行き先・各島でのプログラムともに少しずつ広げていきます。
 

  • 4.島の風土探究運営者

南西旅行開発株式会社は、主に鹿児島~沖縄の離島、南西諸島への国内旅行を取り扱う旅行会社です。ダイビングやトレッキングなど、自然体験型アクティビティを目的としたツアーの企画・造成に力を入れてきました。長年お世話になってきた島々、島外の方双方に意味のあるつながり方を創出することを目指しています。

社名 南西旅行開発株式会社
代表 内山 貴之
所在地 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目8-7
WEB/SNS
WEB:https://www.south-west.co.jp/
facebook:https://www.facebook.com/shimairo/
twitter:https://twitter.com/nanseiryokou

配信元: PR TIMES
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