“事故車のパーツ”で作った栓抜きで、飲酒運転予防を啓発
Case: Don’t Open A Bottle And Drive
ブラジルのNPO団体Itaipavaが、飲酒運転の予防を啓発するために実施したダイレクト施策をご紹介。
バーに飲みに来ているお客さんを対象にして、“いかにすれば彼らにその場で、飲酒運転のリスクをコミュニケートできるか”という見地に立って考案された企画です。
彼らが実施したのは、事故車のパーツを使って、ボトルオープナー(栓抜き)を作るというものでした。
事故車の様々なパーツから作られたので、形状は多岐にわたります。
そしてとあるバーの協力を得て、それら奇妙な形の栓抜きを実際にお客さんの目の前で瓶ビールを開封する際に使用してもらったのです。
ビール瓶の開封をしてくれるスタッフの手元に、お客さんは一様に興味を持ちます。そしてテーブルに掲示されていたサインについているQRコードをスマホで読み取ると、この栓抜きのもとになった事故車の情報、その背景となるストーリーが関係者から語られる動画ページに遷移するという仕掛けでした。
これには大勢のお客さんが、飲酒運転のリスクについて再認識し、自制の心を呼び起こすきっかけになったと語っています。飲酒運転の予防を啓発するユニークなアプローチでした。
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