サッカーベルギー代表チームの“人気復活”を賭けたチャレンジプログラム

Case: The Challenges

ベルギーのサッカー協会が仕掛けたアンビエントプロモーション。
近年主要国際大会においてタイトルを獲得できていないベルギー代表チームに対する国民の失望を回復し、無関心にさえなってしまった人々にサッカーへの関心を取り戻してもらうことが狙いです。

仕掛けたのは、“選手vsファン”という企画。
毎試合前に必ず選手がファンに挑むというものですが、サッカーで勝負するわけではありません。

選手たちが取り組む挑戦の1つ目は、代表ユニフォームのカラーである赤色にちなみ、また勝利の象徴としてレッド・デビルとの異名をもつ同チームが、“国中を赤く染めよう”というチャレンジ。

車を赤く染めたり、サッカーゴールに赤いペイントボールを取り付けてボールで割って赤色まみれにしたり、町の名前までも赤色にジャックするなど、あらゆるシーンを赤く染めていきます。

2つ目は、“50万デシベルもの音(歓声)を生み出そう”というチャレンジ。
ロックミュージシャンにファンをあおってもらい、大声をだしてもらって測定などします。

そのほか、相撲コスチュームをしてファンとサッカーをしてみたり、市民の関心をひきつつ楽しませることのできる様々なパフォーマンスを、選手たちがコツコツと続けていきました。

この試みが奏功し、12万人ものFacebookファンの写真によって、バスをラッピングできるまでに短期間で多くのファンの心を惹きつけることができたようです。

チームのユニフォームを着用したり、顔にペイントを施したファンの様子がFacebookで多数投稿され、メディアによるパブリシティも多数獲得でき、高まる応援ムードはたちまち広まったといいます。

キャンペーンを締めくくる試合では、スタジアムが45,000人以上のファンで溢れて無事国民の関心を取り戻すことに成功しました。

プレイ以外の草の根活動がファンとの距離を縮めて、興味関心を復活させることに繋がったんですね。

動画はコチラ

参考サイト

Creative Criminals
http://creativecriminals.com/online/royal-belgian-football-association-the-challenges/

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