システムエンジニアには、夢はないのか……? AI社会に一石を投じる企業広告

SaaS・Webサービス・アプリの開発を手がける株式会社グルコースは、2025年12月15日(月)より、JR鎌倉駅、TXつくば駅、JR船橋駅の改札内にて企業広告を掲出しました。

掲示されたコピーは、「システムエンジニアには、夢はないのか。」。AIの進化によってエンジニアの役割が問い直される今、あえて真正面から職業の価値を問うメッセージを打ち出しました。

問われる「人が書くコード」の価値

近年、生成AIの進化により「コードを書く仕事はAIがやるのでは?」といった声が増えています。業界内では、ジュニアエンジニアの育成そのものを疑問視する意見も聞かれるようになったといいます。

こうした状況に対し、グルコースは本広告を通じて、「人間がどんな思考で設計し、どんな意図でコードを書くのか」という点こそが、これまで以上に重要になっていると定義しました。

やや挑発的な広告コピーですが、単なる否定や不安の煽りではありません。ソフトウエアを理解し、自らの手で価値を生み出すという営みは、AIの登場によってむしろ輝きを増している——その信念を、駅という公共空間で明確に示しています。

採用広告であり企業の姿勢を示すメッセージ

グルコースはコードを書くことを楽しみながら、ユーザーや社会にとって価値あるソフトウエアを生み出すことを大切にしているとしています。「自ら書いたコードで世界を動かしたい」という志を持つ人と共に働きたいという思いを、この採用広告でストレートに表現しました。

ムダの多い会議や曖昧な依頼によって、エンジニアが本来向き合うべき価値づくりから遠ざかってしまうという業界全体の構造的な課題にも触れながら、同社は「コードを書くこと」に誇りを持つ人材を中心に据える姿勢をはっきり示しています。

「夢のあるエンジニアリング」を掲げる

広告が掲出されたTXつくば駅では、グルコースが目指すエンジニアリングのあり方も紹介。働く場所や時間の柔軟性、不要な会議を排した環境、ジュニアが質問しやすい雰囲気づくり、技術選定に関われる体制など、エンジニアがコードに没頭できる環境づくりへの姿勢が示されています。

本事例は、AI時代におけるエンジニアの存在意義を社会に問いかけると同時に、企業として何を大切にしているのかを明確に伝えます。

「システムエンジニアには、夢がある。」——そのメッセージを、駅広告というシンプルな手法で強く印象づけた取り組みと言えるでしょう。

※株式会社グルコースは、「PR EDGE」の運営会社である株式会社PR TIMESの子会社です。

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