\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<11/24-11/30>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。
今回は、カネボウ化粧品、味の素AGF、東急、茨城県、日本農産工業の事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. 芸術品のようなケースが生まれ変わる コレクター歓喜の「ミラコレ」リユースキャンペーン

毎年“芸術品のようなケース”が話題となるカネボウ化粧品のプレミアムおしろいブランド「ミラノコレクション」は、2025年11月18日(火)から、今年で6年目となる「ケースリユースキャンペーン2026」を開始します。
本取り組みは、使い終わったケースをオルゴールや拡大鏡に生まれ変わらせてプレゼントする企画。愛用者が大切に保管してきた容器への思いに寄り添いながら、ブランドとの接点を長く保ち続けるブランディング施策です。
ミラノコレクションのケースは毎年デザインが変わるため、コレクションとして保管する愛用者が多いそうです。女神や天使が刻まれた立体的なレリーフや宝石箱のような造形は、単なる容器を超えた“美術品”としての存在感があるというファンの声も。
リユースキャンペーンは、こうした“手元に置いておきたい”というファンの願いに応えたもの。2020年の開始以来、昨年は400名枠に対して5,000名以上が応募するなど、ブランドへの愛情を可視化する取り組みです。
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2. 味の素AGF、期間限定の珈琲自販機を東京駅設置 がんばりに寄り添う施策

味の素AGF株式会社は、インスタントコーヒー「ちょっと贅沢な珈琲店®」スティックの無料サンプリングイベント『「ちょっと贅沢な珈琲店」スティック presents “がんばるあなたの珈琲自販機”』を、2025年11月25日(火)から28日(金)までの4日間限定で、JR東海 東京駅イベントスペース(八重洲コンコース)で実施しました。イベントのテーマは「この1本で、自分に、ちいさな、がんばれを。」です。
忙しい日常で見過ごされがちな、現代のビジネスパーソンの“日々のちいさながんばり”に寄り添うことを目的に、特別仕様の自動販売機を設置。「満員電車に毎日揺られて出社するがんばり屋なあなたへ」「夢の中でもプレゼンしちゃってるがんばり屋なあなたへ」など、21種のメッセージがずらりと並びます。
自分にぴったりだと思う一言を選ぶと、「ちょっと贅沢な珈琲店」スティックと紙カップがそれぞれ2点ずつ入ったセットを受け取れます。オフィスに持ち帰り、同僚とシェアすることで、自然なコミュニケーションのきっかけにもなりそうです。
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3. 渋谷駅に“縁”をつなぐ掲示板が出現 東急が仕掛ける地域共創型OOH

東急株式会社は、情報発信サイト「縁線図鑑~気づけばほら、つながりだらけ~」(以下、縁線図鑑)の開設1周年を記念し、東京・渋谷駅に掲示板スタイルの屋外広告「縁線みんなの掲示板」を掲出しました。
このOOHの掲出期間は2025年11月24日(月・祝)から30日(日)まで。初日は縁線図鑑が1周年を迎えたことを知らせるお礼広告のみを貼りだしました。その後、25日(火)14時以降、沿線の店舗やスポットが自由にPRしたポスターが集まる掲示板へとその姿を変えます。
東急田園都市線渋谷駅B2Fの大型セットボード「ビッグ20」といえば、大規模OOHの“一等地”ともいえる場所。そんな広告メディアに、街の掲示板が出現しました。ここでは、東急線沿線の店舗やおすすめメニューなどを紹介する個性豊かな情報が集まります。
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4.『薬屋のひとりごと』とコラボ中の茨城県、山手線ADトレイン運行

茨城県が観光の新ブランドコンセプト「IBARAKI is Blossoming」を発表し、2025年8月1日(金)には観光特設ブランディングサイトが公開されました。TVアニメ『薬屋のひとりごと』とコラボレーションしたスペシャルムービーを公開しているほか、10月25日(土)から2026年1月18日(日)までの間、コラボスタンプラリー「IBARAKI is Blossoming 薬屋の巡遊録」を開催しています。
そして、プロモーションの一環として、11月16日(日)からは、茨城県とTVアニメ『薬屋のひとりごと』がコラボしたADトレインも登場。11月30日(日)までの期間、JR山手線車両E235系1編成全11車両で運行します。
車内のデジタルサイネージでは、「IBARAKI is Blossoming」× TVアニメ『薬屋のひとりごと』のコラボキービジュアルやスペシャルムービーを放映。すでに公開中のスペシャルムービーをADトレイン用に特別編集し、3連モニターで迫力ある映像へとバージョンアップしています。
また、開催中のスタンプラリー「IBARAKI is Blossoming 薬屋の巡遊録」の紹介のほか、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第3期と劇場版制作決定コラボビジュアルも盛り込まれ、山手線の車内全体で、茨城の魅力とTVアニメ『薬屋のひとりごと』が融合した特別な世界観を体感できる仕上がりとなっています。
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5. “言葉のごほうび”を贈り合う体験イベント、ヨード卵・光「ごほうび申告ステーション」

日本農産工業株式会社が展開するブランド卵「ヨード卵・光」は、2025年11月22日(土)「いい夫婦の日」にあわせて、ヨード卵・光のサンプリングとともに、 “言葉のごほうび”を贈り合う体験イベント「ごほうび申告ステーション」を開催しました。開催場所は、東京・渋谷マークシティ マークイベントスクエアと大阪・うめきた広場 イベントスペースです。
今回のイベント実施の背景には、面と向かって「相手の話を聞く」「褒める」「リスペクトする」など、相手を理解しようとするコミュニケーションを積極的に行うことが、パートナーとの円満な関係づくりを後押ししてくれるはずという想いがあるといいます。
そこで、「いい夫婦の日」をきっかけに、「がんばるふたりを、たまごで讃える!」をテーマに掲げ、 夫婦や恋人、家族、友人などさまざまなパートナー同士が、言葉にしてこなかった“お互いのがんばり”を申告し、言葉のごほうびを贈り合う参加型イベントが企画されました。
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先週は、愛用者のコレクション熱が根強い、カネボウ化粧品のプレミアムおしろいブランド「ミラノコレクション」のリユース施策に注目が集まりました。ブランドの価値醸成はさまざまありますが、長年の愛用者によって支えられていることの本質を捉え、さらなる進化によって強化する取り組みは業種の垣根を越えてお手本にしたい事例となったのかもしれません。
味の素AGFのサンプリング施策も、単なるサンプリングというだけではなく商品の存在を起点としたコミュニケーションを発生させる仕掛けが注目ポイント。生活者の目に届き、行動を促せる仕掛けのある施策をどう形作れるのかーーそういった観点での訪問を感じられる結果となりました。
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