モノは売らず、体験を売る 阪急うめだ本店の“トキ消費”福袋とは
株式会社阪急阪神百貨店が運営する、大阪市北区の百貨店・阪急うめだ本店は、体験型福袋2026を発表しました。
阪急うめだ本店では、2025年12月26日(金)から、日本ならではの優れた技術や伝統文化を発信する「Japan and me.―日本のお正月―」キャンペーンを館内の一部フロアで開催。今回の福袋は、このキャンペーンと連動した特別な企画となります。
福袋のひとつとして、888年に創建された世界遺産・総本山仁和寺を閉門後に貸し切れる、1泊2日の特別体験を販売。通常非公開の茶室での特別茶会や、僧侶による仁和寺プライベートツアー、国指定名勝庭園での狂言鑑賞など、日本文化を深く味わえる贅沢な内容となっています。1組(2〜4人まで)限定で、価格は440万円〜です。

そのほか、オーダーパルダリウム体験(36.3万円〜)では、熱帯性ベゴニアや小型着生ラン、ジュエルオーキッドなどの植物を使った、自分だけのパルダリウム制作が可能。パルダリウムとは、苔やシダ、食虫植物などの植物を育成するレイアウト水槽のことです。また、テーラーの佐藤英明氏によるビスポークオーダー会(60万円〜)も販売され、普段は味わえない特別な体験が並びます。

気軽に購入できるとは言い難い高価格帯ながら、“福袋だからこそ実現できる”パーソナルで贅沢な体験価値を提供している点が魅力的な取り組み。モノ消費・コト消費を経て、その瞬間にしか得られないトキ消費へと進化した福袋が並びます。
日本の美と伝統にじっくり浸れる内容となっており、新年のスタートに特別な体験を求める消費者層との相性も良さそうです。お正月商戦の新たな切り口として、話題化が期待できる事例でした。
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