コーヒー豆が“イケおじ”に擬人化! 新感覚ドリップバッグコーヒー「COFFEE STARS」

和歌山で1957年に創業した老舗、ダートコーヒー株式会社は、コーヒー豆を“イケおじ”な妖精に擬人化した、新感覚ドリップバッグコーヒー「COFFEE STARS」を2025年9月1日(月)に新発売しました。

こちらはコーヒーに馴染みのない人にも、その奥深さや選ぶ楽しさを知ってもらいたいという想いから誕生した商品です。ブラジルやコロンビア、モカといった個性豊かなコーヒー豆の妖精たち。発売にあわせて公開された公式サイトでは、それぞれのキャラの設定やマンガを楽しめます。

コーヒースターズは、コーヒー好きはもちろん、コーヒーを飲む習慣がなかったり、月数回程度しか飲まなかったりするライト層をターゲットにしています。そこで、今回の施策はパッケージの「キャラクター」の世界観を公式サイトで発信。パッケージの「イケおじ」にストーリー性を持たせ付加価値をつけることで、コレクター志向がある層、推し活をしている女性層などのファン獲得を狙ったものとなっています。

そのため、豆=キャラの特徴は、「苦み」「酸味」といった一般的なコーヒ―の項目ではなく、「エレガント(華やかさ)」「ボディ(マッチョ)」「フレンドリー(初心者オススメ度)」といったオリジナルバロメーターで表現。また、「ボディ(マッチョ)」は、コーヒーの焙煎度も表現しているため、がっちりした体格ほど「焙煎度が深い」が分かるなどコーヒー好きな方にも「なるほど」と楽しめるバロメーター設定になっています。

創業68年の老舗でもあるコーヒースターズ。「どうしたらコーヒーを飲む習慣がない方にも、コーヒーの魅力が伝えられるか」と考えたダートコーヒー株式会社の代表取締役である山田康弘さんのアイデアから生まれた新商品です。社内で何度も会議を重ね、コンセプトを練りなおした結果、“心をすり減らした人がコーヒーで癒される異世界喫茶”「COFFEE STARS」のコンセプトが誕生したといいます。

ダートコーヒーには「新しいことにチャレンジして、とびだしていこう!」のコンセプトで立ち上げたブランド「とびだす焙煎所」があり、2021年にオンラインショップを、2023年に和歌山市内初のクレープとガレット専門カフェをオープンしています。その流れから、今回「コーヒースターズ」を新しいプロジェクトとして発信。

新しく発売となったドリップバッグの種類は、「ブラジル サントス No2」「コロンビア エクセルソ」「エチオピア モカ」「グァテマラ SHB」「インドネシア マンデリン G1」「インドネシア ロブスタ WIB」のシングル6種と、「ブラジル×コロンビア」「コロンビア×モカ」「ブラジル×グァテマラ×マンデリン」「ブラジル×コロンビア×グァテマラ×マンデリン×ロブスタ」のオリジナルブレンド4種。

オリジナルブレンドは、実際にブレンドに使用されているキャラをパッケージに使用。パッケージイラストのキャラの組み合わせを見ながら、そのブレンドを味わえる仕掛けとなっています。

ブラジル、コロンビアなどシングル6種に描かれたデザインは、それぞれのキャラの魅力を伝えるために銘柄ごと各3種類のデザインを用意。ブレンド4種と合わせると全10種類22パターンのパッケージがラインナップされています。

商品は9月1日(月)よりECサイト楽天市場「とびだす焙煎所」で発売開始されました。また、9月24日(水)から26日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催されるアジア最大級のスペシャルティコーヒーイベントSCAJに出展。ブースでは、キャラの投票イベントとコーヒースターズオリジナルドリップバッグの無料配布を実施する予定です。

老舗のダートコーヒーが新規ユーザー獲得のために打ち出してきた新たな施策が、コーヒー豆の擬人化。しかも、“イケおじ”というチョイスやキャラクター設定にもコーヒー豆の特性を活かした設定を設けることで、単なる擬人化ではなく深みのあるものになっています。

そして、パッケージだけではなく、それぞれのキャラクターの設定紹介やマンガの公開など本格的な展開には、目を見張るものがあります。奥深いコーヒー豆の味の違いをわかりやすく伝えられるアイデアと工夫の数々。イベント出展でのサンプリング施策なども実施され、新たなブランドイメージの確立や新規ユーザーの獲得に寄与するユニークな施策がありました。

その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る