カンロ飴70周年プロジェクト始動 ブランドメッセージを刷新・蔦屋書店でイベント
カンロ株式会社は、2025年9月1日(月)から「カンロ飴70周年プロジェクト」を開始しました。1955年に発売されたカンロ飴は、砂糖・水飴・しょうゆ・食塩というシンプルな原材料で作られた“和の甘じょっぱさ”が特徴で、長年にわたり親しまれてきたロングセラー商品です。
今回のプロジェクトでは、ブランドメッセージを「やさしくありたい」に刷新し、より身近でやさしい存在を目指す取り組みが展開されています。プロジェクトの一環として、adieu(上白石萌歌)が歌う楽曲「元気?」を起用したWeb動画を公開。夕暮れ時にカンロ飴を口にすることで、気持ちが穏やかになり、周囲にもやさしくなれる様子が描かれています。
シンガーソングライター柴田聡子が作詞・作曲を担当した楽曲は、情緒的な歌詞とメロディが映像と調和した“やさしい”世界が織りなすもの。
また、代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区)では、9月20日(土)から30日(火)までポップアップイベント「やさしい夕暮れPOPUP」が開催されます。来場者にはカンロ飴のサンプリングが行われ、特定日には野外スペースで体験企画や限定グッズの抽選を実施する予定です。
さらに、耐熱ガラスメーカーHARIOとのコラボレーションによる「カンロ飴ネックレス」の発売も予定されています。飴の色や形を再現したガラス製のアクセサリーで、職人による手作りの一点もの。11月にはECサイト「Kanro POCKeT」で販売が開始される予定です。
地域連携の取り組みとしては、創業の地である山口県光市と協働し、市内の飲食店や宿泊施設とともに特別メニューを開発する施策が進行中です。光市では「カンロ飴食堂のまち」をテーマに、カンロ飴を使った料理の提供や、ふるさと納税の返礼品としての展開を予定しています。
70年という時間の重みは、それだけで人の心を動かす力があります。今回のプロジェクトは、夕暮れや日常のひとときに寄り添うという情緒的な演出が行われ、ブランドと個人の記憶が結びつくようなストーリーが描きました。
周年企画を「お祝い」ではなく、ブランドの未来をつくるための再出発ととらえたことがうかがえるこのプロジェクト。adieu(上白石萌歌)やHARIOとのコラボ、蔦屋書店でのイベントなど、異業種との連携したことでライフスタイルやカルチャーの文脈でも語られることを企図。そして企業のルーツを大切にしながら、創業地の地域貢献にもつながる取り組みを行いました。
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