「美しい土木へ。」サンスパック、業界イメージを刷新するリブランディング施策

2025年4月、山口県下関市の土木会社である株式会社サンスパックの代表取締役に山本晃平氏が就任。その就任に合わせ、創業105年を迎える同社のミッション・ビジョン・バリューが新たに策定されました。

長年続く同社の良い点を継承しながらも、さらに良い会社へと進化すべく、まずは自社や業界が抱える課題や改善点の洗い出しに着手。

いま、土木に必要なのは、そのイメージと離れたところにある「美しさ」なのではないかとの考えから、社内外に向けて「美しい土木へ。」というスローガンを提示しています。その美しさが意味するものが、仕上がりだけでなく、目の前の仕事に向かう姿勢や相手を思いやる心であることが伝わるようにと、制定されたといいます。

土木と聞いて思い浮かべるイメージが、「茶色」から、クリーンかつ洗練された「白と黒」にと変化するよう、キーカラーは白黒に。ロゴマークは、今後も同社の歴史が続いていくよう思いを込めて、時代に左右されないシンプルで普遍的なデザインが採用されました。

地域の安全を守るという変わらない使命を、新しい体制と新しいビジョンのもと、さらに推進していくーーそんな決意が表れた一連のリブランディングとなっています。

さらに、お盆時期の2025年8月13日(水)には、「故郷」をテーマにした新聞広告地元メディアである山口新聞に掲載されました。帰省などで故郷を思う機会が増えるタイミングに合わせ、ふだんあまり意識したことのない土木の大切さや魅力を、「故郷を守る仕事」という切り口で訴求しています。

1人ひとりが自分の故郷をイメージできるよう、ビジュアルはグラフィックで制作。故郷を守る強い決意と、守ることで続く未来を、夜明けを感じるグラデーションで表現され、このグラフィックはInstagramでも展開予定となっています。故郷に対するサンスパックの熱い思いが美しく表現され、土木のイメージを下関から一新しようという挑戦のスタートとなりました。

既成概念として根強く残る、土木の業界に対するイメージを一新すべく、大胆なリブランディング施策を実施したサンスパック。シンプルながら、力強く事業継続していこうというエネルギーを感じます。山口県下関市の会社ということもあって、お盆時期に地元に帰省する人たちにも発信すべく、広告掲出をしているところもポイント。

今回刷新されたロゴやミッション・ビジョン・バリューを軸に、今後のブラインディングにどう活かされるのかも気になる事例となっています。

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