串を刺しちゃえばケバブになる!? 看板ごと貫通させた英・スーパーの広告

夏のイギリスでは、食のバリエーションや即興性が高まるそうです。海の幸、山の幸どちらも旬を迎える食材が多く、またバーベキューやホームパーティーなど複数人で分け合いながら食べる……そうした機会が増えると言われています。大手スーパーチェーンのWaitroseはこの変化を意外性抜群なOOHで表現し、ロンドン市内に夏の到来を告げました。

“Anything is a Kebab If You Put a Skewer Through It!(串を刺しちゃえばそれはもうケバブ!)”というキャッチコピーが印象的なOOHは、ロンドンのCamdenとWest Field Cityの2カ所に設置されました。その特徴は、アナログな作り方で3Dの立体性を表現したこと。玉ねぎやエビ、ピーマンなどが刺さった串が、ポスターをも貫通しています。デジタルサイネージでの3D表現が流行するなかで、あえて昔ながらの手法を採用したのです。

WaitroseのCMOを務めるNathan Ansell氏は「夏といえば、なんといっても即興的で解放感あふれるあの雰囲気。それをOOHでどう表現しようかと思った時にこのアイデアを思いついたのです」とコメント。特定の商材の訴求を行うのではなく、生活様式や考え方そのものをクリエイティブで表現した大手小売ならではのアプローチが印象的な事例でした。

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