ホットドッグをZ世代の選挙参加のきっかけに|東京・下北沢SUNNY HOP
「クラフトビールとホットドッグを通してストリートカルチャーを発信する」と掲げる飲食店SUNNY HOP(東京・下北沢)が、2025年7月4日(金)から、第27回参議院議員通常選挙投票日の翌日にあたる21日(月)までの期間、投票済証と引き換えに名物ホットドッグをプレゼントする「選挙割キャンペーン」を実施しています。
選挙割とは、各種選挙の投票後に選挙管理委員会が交付する投票済証明書などをクーポンの代わりとして、割引や特典など受けられるもの。規模を問わず、さまざまな企業や団体、店舗が有志として実施しています。

世田谷区選挙管理委員会が交付する投票済証(筆者私物)
SUNNY HOPは、若年層の政治参加を後押しするために実施。オーストラリアで「選挙名物」とされるコミュニティーイベント「デモクラシーソーセージ」を参考に「ホットドッグを言い訳に、まずは1歩踏み出してほしい」という願いを込めているそうです。
同店は、2023年10月にオープン。クラフトビールとホットドッグが名物で、下北沢駅(小田急線・京王井の頭線)からは10分、店舗最寄り駅にあたる東北沢駅(小田急線)からは5分ほどの場所に位置します。
第50回衆議院議員選挙(2024年10月)、2025年6月の都議会選挙でも同様のキャンペーンを実施したところ、SNSを通じて取り組みを知ったという他県からの来店客もいたそうです。

開業時のSTATEMENT
小規模事業者ながら、名物商品をギブアウェイで提供するこの取り組み。海外で市井の人びとが行うソーシャルアクションをなぞり、社会や政治、将来を真剣にとらえられることをカジュアルに提案します。
その背景に込められた想いや願いは、日本で俗に“ストリートカルチャー”だとされる表層的な要素と一線を画します……「ストリートカルチャーを発信する」というビジネス、企業アイデンティティーを証明したブランディング事例です。
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