パッケージを「白抜き」に! 大胆なアイス広告が東西同時に車両ジャック
広告のクリエイティブイメージで、商品パッケージを白抜きで表現する……まさに「ご法度」ともいえる手法を大胆に取り入れた交通広告が登場しました。
これは、「原材料、乳製品のみ」だというアイスクリーム・明治 Dear Milkの広告ビジュアルで採用されたアイデア。クリエイティブビジュアルで、製品パッケージを白抜きにしたことで、“何も足さない”という製品特徴を表現したといいます。
一連の広告は、東急電鉄・田園都市線(2025年5月15日(木)~31日(土))、JR東日本・山手線(2025年5月16日(金)~30日(金))、OsakaMetro・御堂筋線(5月18日(日)~31日(土))の車両内に掲出され、東京と大阪で同時に車両をジャック。

渋谷ビッグ20での展開イメージ
さらに車両を飛び出して、5月19日(月)~25日(金)の期間は、広告掲出場所として人気の高い渋谷駅(田園都市線)の大型メディア「渋谷ビッグ20」でもOOHを展開しています。
一連の施策で使われているキャッチコピーは、全国約1万人を対象に行ったアンケート結果から考案。「朝から食べたくなる、軽やかさ。」というコピーは、1度ないし複数回同製品を「食べたことがある」と回答した人びとのなかに、朝食代わりにアイスクリームを食べる習慣があるという人が含まれていたことから生まれたそうです。
また、商品パッケージは白抜きのまま、表情とメッセージのみでその美味しさを表現したというコマーシャル動画を公開。乳製品100%のおいしさが、日常生活に溶け込むさまを描きます。
動画終盤でも「スーパーマーケット、またはドラッグストアで。」というコピーとともに、そのパッケージはブラインドで表現されたまま、架空のアイスクリーム製品とともに陳列棚に並びます。このように、徹底的なこだわりを貫いて製品特徴を強く表現しています。
これには思わず「どんなパッケージだった?」とスーパーで明治 Dear Milkをつい探してしまいそう。大胆かつ秀逸なアイデアによるビジュアル表現が印象に残る事例です。
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