20年目を迎えた「ガリ天2025」、全国の暑さ情報をリアルタイムで提供

蒸し暑さが増すこれからの季節、夏の訪れを告げる“風物詩”として定着しているユニークな取り組みがあります。それが、赤城乳業株式会社の人気氷菓「ガリガリ君」と、株式会社ウェザーマップが共同展開するお天気情報サイト「ガリ天2025」。

2025年5月8日(木)にオープンしたこのサイトは、全国142地点の「ガリ指数」と天気予報を地図上で確認できるサービス。エンタメと気象情報を掛け合わせたユニークなアプローチは今年で20周年を迎え、長く愛され続けるプロモーションへと成長を遂げました。

“ガリ欲”で気象を伝える、唯一無二のコンテンツ

「ガリ天2025」最大の特徴は、全国の“暑さ”を可視化する「ガリ指数」。これは、各地域の気象予測データを基に、どれほど「ガリガリ君が食べたくなるか」を予測する指数で「1ガリ」「2ガリ」「3ガリ」「箱ガリ」の4段階に分けて表示されます。

また、最高気温のランキングも10分ごとに更新されるほか、主要都市では2週間先までの「ガリ指数」も毎週木曜に発表。ユーザーは自身の地域や旅行先の暑さ傾向を事前にチェックでき、熱中症対策にも活用可能です。シビアな暑さ情報を、ポップなコンテンツに落とし込むことで、生活に役立つ情報提供とブランド訴求を同時に実現しています。

気象予報士による“お天気マネージャー”がSNSで情報発信

サイト内では気象予報士が「お天気マネージャー」として登場し、暑さ対策コメントや全国の“今日の暑い地点”を紹介。これらの情報は「ガリ天」公式X(@gariten)やInstagram(@weathermap_gariten)を通じて配信されており、リアルタイムな情報提供とSNSでのブランド接点の創出を両立しています。

さらに、2025年夏の気象傾向については、気象予報士・江花純氏による大胆予想も展開。今年は太平洋高気圧やチベット高気圧が日本列島に張り出しやすいとされ、東日本では平年より高温になる確率が70%という発表もあり、早めの暑さ対策が呼びかけられています。

20年の継続が生む信頼とファンコミュニティ

「ガリ天」が誕生したのは2006年。「アイスと天気」というあまり馴染みのない組み合わせが、実は極めて親和性が高いことを証明してきました。

今シーズンは、20周年を記念して初期開発の裏話などもSNSで発信予定。過去を振り返るコンテンツを通じて、ブランドのストーリー性が一層強化されていきそうです。

エンタメ×情報×共感が生むブランドの未来

「ガリ天2025」は、単なる販促施策を超えて、情報提供・社会的意義・エンターテインメントを融合させた“体験型ブランディング”の好例。「暑さ」という社会課題に、ユーモアと分かりやすさで向き合う姿勢は生活者に安心感と親近感をもたらし、結果としてブランドへの高いエンゲージメントを生み出しそうです。

今後も、こうした“生活に寄り添うブランド施策”が増えていく予感。ガリ天はその先駆けとして、これからの夏にも涼しさと笑顔を届けてくれるでしょう。

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