ホテルのファンが集うコミュニティ「超・集団」とは?コアなリピーターを大切にした取り組み

国内173店舗のホテル運営を⼿掛ける株式会社スーパーホテルが、初のファンコミュニティ「超(スーパー)・集団」を結成すると発表。それに伴い、2025年1月25日(土)にスーパーホテル東京本部でキックオフイベントを開催しました。

同ホテルは、2023年10月よりファンミーティングを開催してきました。ファンとスタッフが直接コミュニケーションをとることで、新たなサービス開発のヒントが生まれる場となっていたようです。しかし、約20名の参加枠への応募が毎回200〜800名と大幅にオーバーしており、定員が少数であることが課題となっていました。

そこで、今回のファンコミュニティ結成に至りました。「超・集団」のコンセプトは「ホテナカもホテソトも楽しもう」。イベントの開催や、チャットアプリでの情報交換などが企画されています。

キックオフイベントでは、朝食ブッフェメニューのひとつである「健康増進カレー」を食べながら、ホテルで使用しているアロマスプレーを作るワークショップや、「スーパーホテルの好きなところ」について語るグループトークが行われました。また、「スタッフの一日のルーティーンやお仕事内容を知りたい」など、新たな発信アイデアの発案もあったそうです。

リピーターが約70%を占める同社は、ホテルの差別化が難しくなっている時代に熱量の高いコアファンの存在が重要だと考えています。

昨今、SNSでの拡散など知名度の向上に注目が集まりがちですが、このように「既存のファンが感じる価値」をさらに伸ばしながら深い関係を築く方法は参考になるでしょう。

また、ウェブに書き込まれた匿名の意見だけでなく、熱量の高いファンの意見を対面で直接聞き、ビジネスに役立てるアナログな方法は、さまざまなビジネスで展開できるアイデアです。

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