ヒュンダイじゃなくてヒョンデ!コントのようなブランディング動画

2020年に世界中の国と地域での呼び方を統一した韓国発の自動車メーカー・ヒョンデは、その魅力的なラインナップや高い技術力が人気を博し、アジア圏のみならず欧米諸国でも多くのファンを抱えています。同社の英語表記・Hyundaiから“ヒュンダイ”と呼ばれていた時期もあり、未だに多くの欧米圏のユーザーが旧名称で呼んでいる事実を受け、とにかくその名前を前面に打ち出したブランディング動画を公開しました。

“Where Have You Been?(いったいどこにいたの?)”という動画の主役となるのは、長い間宇宙人に誘拐されていた設定の男性。ある日突然元々いた場所に戻された彼は家族と再会するなり「この車、本当にヒュンダイなのか?」と問いかけます。呼び方が変わったことを知らない男性に対して彼の家族は「ヒュンダイじゃなくてヒョンデだよ」と答え、感動の再会を果たすのではなくブランドの呼び方を矯正するだけで動画は幕を下ろします。

ブランディング観点で変更した呼び方が中々普及しないという課題に対し、しつこいくらいに呼び方を訴求したこの作品。商品そのものの魅力や性能を語るのではなく、ブランドにとって最も重要な“名前”にフォーカスすることで長期的なファンの獲得を狙った施策でした。

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