RPG風のネコ転送装置を本気で作成!ヤマト運輸が仕掛ける独自のブランディング施策
ヤマト運輸株式会社は2024年11月19日(火)、ヤマトグループ公式YouTubeチャンネルにて、情報エンタメコンテンツ「クロネコみっけ」の最新作としてWeb動画『【検証】RPGゲームに出てくるみたいな光輝くネコ転送装置を作ったら猫は中に入るの!?【猫ホイホイ】』を公開しました。
この動画はRPGゲームに登場するような”魔法陣”を描いた転送装置を実際に作り、それに猫たちが興味を示すかどうかを検証するユニークな内容。猫に関連したこのコンテンツは、同社が目指すブランドイメージの強化や、顧客との親近感を深める施策の一環として注目を集めています。
クロネコみっけ施策とは?
「クロネコみっけ」は、ヤマト運輸が2022年に初めて立ち上げたエンタメサイト型の自社メディアで、ネコを中心としたエンターテイメントを展開する施策です。このプロジェクトは、20代から30代の男女4人のチームによって企画・運営されており、特にZ世代と呼ばれる若年層に向けたコミュニケーションのあり方を模索する中で生まれました。
内閣府の調査で示されたデジタルデバイス普及率の高さを背景に「スキマ時間で楽しめる癒し」をテーマとして、ヤマト運輸らしい親しみやすいコンテンツ作りを目指しています。デジタル上でノイズにならない形で共感を生むことを意識しつつ毎月更新を予定しており、SNSでの視聴者の反応を期待する取り組みです。
最新作Web動画の概要
今回公開された動画は、RPGの光輝く転送装置というファンタジー要素を実現するために、同社が本気となって本格的なデザインとテクノロジーを駆使して制作されたもの。動画内では猫が転送装置に入るかどうかを楽しみながら検証しており、ユーモラスでありながらも高品質な内容に仕上がっています。
本企画は猫たちの自由なリアクションや、気ままな猫たちの裏で繰り広げられるスタッフと首席判定員の仲睦まじい会話で見入ってしまう内容。BGMや効果音、エフェクトなどは、どこかで見たことのあるようなRPG仕立てで視聴者の興味関心を引きつけます。
このような思わずSNSで拡散したくなるような魅力あるコンテンツは多くの人の心をつかみ、ヤマト運輸というブランドの認知度を自然に高めそうです。
デジタル時代に求められるブランディングとは
本施策は従来の一方向的な広告とは異なり、双方向のコミュニケーションを重視するデジタル時代のブランディングに適した取り組み。YouTubeなどの動画プラットフォームを媒介することで、視聴者がただの「消費者」ではなく「共感者」としてブランドと関わることができています。
さらにブランド名にも関わりの深い「猫」というテーマを選んだのも秀逸。普段物流を意識していない人でも、猫といった多くの人が楽しめる要素によって「かわいい」「うちの猫でもやってみた」などのポジティブなコメントを引き出し、自然とSNS上を賑わせることでブランドへの好感度が自然と促進され、顧客との信頼関係を築けそうです。
今後の展開に期待
「クロネコみっけ」のシリーズは、今後もユニークな発想でエンタメ性の高いコンテンツを発信し続けるとのこと。新たなコンテンツが増え続ければ、ヤマト運輸が目指す「親しみやすい物流企業」というイメージがさらに強化されていくでしょう。
「RPG風のネコ転送装置を物流会社が本気で作成する」という異色の試みによってブランドの新たな可能性を示した今回の動画は、多くの人々の心を掴むことでしょう。こうしたエンタメ性の高い取り組みを通じて、ヤマト運輸がどのように消費者と共に成長していくのか…同社が仕掛ける次の一手に注目が集まります。
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