渋谷マークシティに登場。悩みを気軽に吐き出せる「スマソウポスト」の狙いとは?

株式会社Smart相談室は、2024年10月10日(木)の世界メンタルヘルスデーに合わせ、渋谷マークシティ イーストモール1階 マークイベントスクエアに「スマソウポスト」を設置しました。本取り組みは、悩みを抱える人々が気軽に「モヤモヤ」を吐き出せる場を提供するといった意図が込められたものです。

設置の背景と目的

日本では「他人に迷惑をかけないように」という社会的な価値観が根強く、悩みを打ち明けることをためらう風潮があります。事実、「ひとりで悩みを抱え込んだことがある」という人は6割を超えており(※1)、この風潮に対して、Smart相談室は「相談することは悪いことではない」との意識を広めるために、「スマソウポスト」を設置しました。

本施策は悩みを抱える人々がまずは気軽に悩みを吐き出せる場を提供し、相談に対する心理的ハードルを下げることを目的としたもの。直接的な対話ではなく、はがきに悩みを記入してポストに投函するシンプルな形式を採用することで、多くの人が参加しやすい環境を作り出しています。

※1:内閣府男女共同参画局の調査より

参加者の反応と当日の様子

渋谷マークシティのイベントスペースに設置された青い「スマソウポスト」は、多くの学生や社会人、観光客が足を止めるきっかけに。会場には悩みを打ち明けることの大切さを伝えるステートメントも掲げられ、訪れた人々が共感を寄せていました。

設置当日は262名の参加者が専用はがきに自身の悩みを書き出し、それをポストに投函。仕事やお金、将来の不安といった、日常では人に相談しづらい悩みを吐き出したことで、参加者からは「考えるといっぱい悩みが出てきて楽しかった」「素敵なイベントですね!」といったポジティブな声が寄せられました。

なかには「初めて自分の悩みを他者に打ち明けることができた」という参加者も見受けられ、今回設置された「スマソウポスト」が心理的負担の軽減に寄与している様子がうかがえました。

なお、投函した方全員にオリジナルデザインのソーダ「ソーダんソーダ」がプレゼントされており、悩みを吐き出す体験をより前向きなものにしています。

施策の効果と意義

本施策は「相談は良いこと」という価値観を社会に広め、メンタル不調に陥る前に支援を求める重要性を伝えるきっかけを提供する取り組み。日本社会に根強く残る「相談することへの抵抗感」を和らげ、誰もが気軽に悩みを打ち明けられる環境づくりに貢献しています。

SNSなどを通じて「スマソウポスト」の存在が拡散されれば、より多くの人の目に触れ、同施策の認知度がますます高まりそうです。

未来の展望

株式会社Smart相談室は、働く人々の「モヤモヤ」を解消し、個人の成長と組織の成長をサポートする法人向けオンライン対人支援プラットフォーム「Smart相談室」を運営する企業。カウンセリング、コーチング、ハラスメント対応などの機能を通じて、企業の健康経営と働く人々のウェルビーイングを支援しています。

今回の「スマソウポスト」の取り組みは同社の理念に基づいた社会貢献活動であり、「相談悪」という社会的風潮を解消するきっかけとなっています。誰もが悩みを抱え込まずに相談できる社会に、一歩近づけるようなイベント施策の好例がありました。

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