企業ブランディングにも活用される、アクティブな社内報の5つの活用モデル

コロナ禍を経て働き方の多様化が進むとともにオンラインツールが飛躍的に普及し、社外のみならず社内コミュニケーションの手段のひとつとして、働く人たちも使いこなすようになってきました。

しかしながら、一方で対面と比較してコミュニケーションの難しさを感じるとともに、社内コミュニケーションの活性化がどれだけ組織改革や企業としての生産性向上に繋がっているのか分かりづらい、などといった課題を持っている企業も多いようです(※1)。

人事、総務に次いで社内報を担当する頻度が高い広報・宣伝部。今や社内報は社内だけではなく、ステークホルダーへの資料として、企業そのもののブランディングに使用されることが多くなってきているという実情もあります。

そこで、今回は企業ブランディングにも活用される、アクティブな社内報の5つの活用モデルをまとめてお届けします。

1.WEB社内報「WMZ」がデザインリニューアルし、デザインのカスタマイズにも対応! 企業アイデンティティを表現しやすくなりました

クリエイティブの力で企業のインナーブランディング活動を支援するglassy株式会社は、WEB社内報アプリ「WMZ」のデザインをリニューアルし、同時にデザインをカスタマイズできる機能をリリースしました。

WEB社内報WMZは、企業から社員への情報発信を円滑にするための社内ブログサービスです。今回の新機能では、従来のシングルカラム以外にもツーカラムのレイアウトを選択したり、背景色を設定したりといったカスタマイズが可能に。これにより、WMZのデザインをブランドイメージにあわせたり、社員読者のサイト閲覧体験を向上させたり、といったことを目的にして実施されました。

カラムレイアウト選択機能は、シングルカラムとツーカラムを切り替えることができる機能です。カラムのレイアウト変更や表示順をいつでもカスタマイズできるので、そのときのコンテンツの優先順位に合わせた調整を可能にしてくれます。

テーマ色設定機能のアップデートでは、「アクセントカラー」「背景色」を設定できるようになりました。コーポレートカラーなどを設定することでブランドイメージの統一を図ることができます。また「背景色」は、ブランドイメージ以外にも季節やイベントなどに合わせてサイトの印象を色で管理することで読者体験を向上させることができます。

新しいデザイン、カラムレイアウト選択機能、カスタムカラー設定機能の組み合わせによって、サイト管理者と読者双方のユーザー体験を向上させることができます。そうすることで、サイトの読みやすさを高めることで読者の満足度を向上させ、再訪問数を増やし、閲覧数やサイトでのいいね!などのアクションが増えることが期待される大幅刷新となりました。

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2.パナソニックグループの「社内報」をインターネット上で社外に公開~ グループコミュニケーションマガジン『幸せの、チカラに。』を発刊

パナソニックグループは2024年3月22日(金)、これまでグループの社員に向けて発行してきた社内報をリニューアル。社外も広く閲覧可能な、新たな形のオープンなグループコミュニケーションマガジン『幸せの、チカラに。』としてインターネット上で公開しました。

パナソニックグループの社内報には、創業者・松下幸之助氏が『歩一会々誌』を発刊した1927年以来、100年近くの歴史があります。これまで長年にわたりグループの経営基本方針や、それを体現する社員の活動を内部で共有、企業文化の形成に貢献してきたものです。そして、時代の変遷にあわせてテーマや形式を柔軟に変化させ、2022年6月からは、ブランドスローガンである「幸せの、チカラに。」を冠して発行。

今回のリニューアルにより、社員の家族はもちろん、お客様や取引先をはじめ、パナソニックグループの活動をもっと知りたいと思ってくださる方と、より積極的なコミュニケーションを展開することを目指すこととしています。

コンセプトは「パナソニックグループの“ひと”と出会う」。グループのパーパス(存在意義)である「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現に向けて、世の中の人々の「幸せの、チカラに。」なるために、挑戦を重ねる社員が多数登場予定です。社会への「お役立ち」に向けたさまざまな取り組みはもちろん、その背景にある社員自身の志や情熱、日々の奮闘や創意工夫、グループとしての理念や考え方などを紹介していくコンテンツとして展開されます。

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3.クラシエが提供するヘルスケア健康コラムサービス「オフィス漢方セラピー」社内報等に掲載し、健康意識の向上をサポート

漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社は、2024年5月8日(水)から10日(金)までに東京ビッグサイト東展示棟にて開催される、健康経営にかかわる製品・サービスが集結する「第4回 健康経営 EXPO【春】」に出展しました。

クラシエ薬品のブースでは、漢方薬を中心に医薬品を提供してきた当社のノウハウを活かした、社内報向けヘルスケアコラム提供サービス「オフィス漢方セラピー」の概要や、導入企業の事例を紹介。

「オフィス漢方セラピー」とは、企業で働く従業員の皆様に向けたヘルスケアコラムを無償で提供しているサービスで、現在250社以上の企業が利用しています。クラシエ薬品ならではの漢方の知識を活かした内容により従業員の皆様の健康意識の向上をサポートし、「健康経営」の一助を担うことを目的としています。

ヘルスケアコラムでは、漢方の考え方をベースとした「心とカラダの健康のための知識」をオフィスや生活がイメージされる切り口で提供されています。「仕事の休憩中に簡単に取り組めるストレッチ」や「毎日の食事に役立つヘルシーレシピ」など、思わず同僚に共有したくなる豆知識も盛りだくさん。そのため、従業員様同士のコミュニケーションツールのひとつとしても活用できます。

コラムはすべて無償で提供。A4縦とA5横の2つのサイズで展開され、PNG・JPEG・PDFの3つのデータ形式に対応しています。リサイズやデータ形式変更の手間がかからず、社内報や社内の広報物に手軽に取り入れることが可能なところも選ばれている理由のひとつです。

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4. 2023年度経団連推薦社内報にて、ゴールドウインのインターナルメディア「GOLDWIN COMPASS」がWeb社内報部門「企画賞」を受賞!

一般社団法人経団連事業サービス社内広報センターが主催する「2023年度 経団連推薦社内報審査」において、株式会社ゴールドウインがWeb社内報部門にて「企画賞」を受賞しました。

「経団連推薦社内報審査」とは、経営に資する社内広報活動の推進を目指し、編集者の日ごろの活動を評価・奨励することによって、社内報のレベルアップを図ることを目的とした審査制度です。

2021年10月末に立ち上げたゴールドウインのインターナルメディア「GOLDWIN COMPASS(ゴールドウイン コンパス)」。その立ち上げには、コロナ禍で在宅勤務が常態化し、従業員同士のコミュニケーションが以前より希薄になったことや、キャリア採用社員の増加などが背景にありました。

そして、ゴールドウイングループ全従業員の当社の企業姿勢に対する理解や、他部署・グループ会社を含めたインナーコミュニケーションを活性化し、生産性の向上を目指すことを目的に運営を行い、「迷った時はここを見れば解決に繋がる」といったような全従業員の「羅針盤(コンパス)」となるメディアを目指しています。

そんなゴールドウインのインターナルメディア「GOLDWIN COMPASS」の特徴は、各部署から自由に情報を発信できること。社内に必要な情報をタイムリーに共有できるのはWEBメディアの利点です。立ち上げから約2年が経過し、着実に社内に定着してインナーコミュニケーションツールのひとつとして活用されるようになりました。今後も全従業員にとって使いやすいメディアになるよう運営し、インナーコミュニケーションを強化していくとしています。

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5.社内ラジオをまた聞きたい社員80%、株式会社オフィスエンニチが創業一周年のライトプランを開始

株式会社オフィスエンニチは、社内ラジオのライトプランを2024年6月10日(月)より開始しました。2021年にサービスを開始して以来、オフィスエンニチでは、顧客を訪問して20分の番組制作を行なうことを基本としてきたのですが、今回のライトプランではオンライン収録を基本とし、10分の番組制作を行なうものとなります。

「やってみたいけど、社内にやりたい人がいない」「何から手をつけてよいのかわからない」「始めることができても継続できるのか不安」などの、社内コミュニケーションの新しいあり方として社内ラジオへの取り組みが増えているなかで、さまざまな要因により足踏みをしている企業様向けに月額5万円から利用できる手軽なライトプランを用意。導入の負担をできるかぎり少なく、気軽に検討できるプランとして設定しています。

開発の背景には、2020年から2024年現在まで多くの企業に社内ラジオを提供してきて見えてきた課題がありました。「ネタを考案し、決定する」「社内ゲスト出演者の調整」「成果物の確認のため20分番組すべてを聞いてチェックする」「事務局、出演者にも確認を取る」などといった制作に必要な工程の負担感です。

今回新設したライトプランは、20分番組の半分の時間10分の番組を制。必要となる工程を絞るため、作業を大幅に減らす解決策となります。多くの企業が社内コミュニケーションの課題に直面し、社内報といったコミュニケーションツールには需要がありますが、一方で効率的でコスト面でも負担のない運営をすることは難しい一面もあります。

会社のリアルな姿を伝え、手軽で安価に制作できるラジオは、定期的に社内のコミュニケーションを行うツールとして合理的な手法として選択肢のひとつ。そんな比較的、低コストで楽しく運営できる社内報としてのラジオは、新しい形の社内報として今後ますます普及するかもしれません。

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アクティブな社内報の5つの活用モデルまとめ

HR総研の「社内コミュニケーション」に関する調査レポートによると、社内コミュニケーションがうまくいっている企業では、従業員エンゲージメントが高いという結果も出ています(※1)。

しかしながら、従来のような飲み会や運動会、合宿などといった施策に回帰するのではなく、新しいコミュニケーションのあり方を模索し、構築することが求められているのかもしれません。

・※1参考リリース:【HR総研】「社内コミュニケーション」に関する調査レポートを公開

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