JRローカル線の存続危機を救いたい! 「加古川線やめられま線プロジェクト」

地域の人々の重要な移動手段ある一方、経営状況が悪化し存続が危ぶまれている各地のローカル線。兵庫県の加古川に沿って48.5kmを南北に結ぶ、JR加古川線もその一つです。そんな加古川線の危機を救うべく、兵庫県と沿線の西脇市・丹波師が連携し、加古川線の利用促進を図るための「加古川線やめられま線プロジェクト」が発足しました。


このプロジェクトは、加古川線をいつも利用する人、近くで暮らす人、沿線で仕事をする人といった「沿線に関わる人」と「その声」をテーマに沿線の魅力の再発信する取り組み。実際に加古川線が欠かせないという多くの地元の人たちがプロジェクトに参加、協力しています。

加古川線の魅力を3つのテーマに分類し、通学のためなど加古川線が日々の暮らしに“欠かせない”人たちからは「欠かせま線」、加古川線なしでは気軽に“味わえない”絶品グルメを届ける人たちからは「味わえま線」、加古川線なしでは容易に“出会えない”風景や産業に関わる人たちからは「欠かせま線」としている点もユニークです。
ポスターでは沿線や近隣の高校生、喫茶店店主、伝統工芸職人たちの想いや残したい理由を公共施設などに掲出。西脇工業高校出身の陸上競技選手・田中希実さんも、ポスターへの出演をはじめ加古川線への熱い想いを語ったインタビューもウェブサイトに掲載されています。

プロジェクトムービーでは、加古川線が「なぜ地域にとって“やめられま線”なのか?」を沿線の人々を取材しまとめています。

また、X(旧Twitter)ではプロジェクトや沿線を盛り上げるきっかけづくりとして、加古川線への想いを募集する投稿キャンペーンも実施。応援メッセージボード作成フォームでオリジナルメッセージボードを作成し、ハッシュタグ「#加古川線やめられま線」を付けてメッセージボードをXに投稿すると、より魅力が伝わる投稿をした人に旅行券などが贈られます。

実際に沿線住民が協力することで、その思いや魅力がよりリアルに伝わってきます。こうした取り組みをきっかけに、加古川線沿線の魅力を再認識する機会となり「加古川線を守りたい。残したい。」という機運の醸成に繋がりそうです。

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