甘いどころか激辛。”ディス芸”大炸裂の米チョコレート広告
Case: Tru
ノンシュガー・グルテンフリーを謳うアメリカの自然派チョコレートブランド・Tru Chocolateが仕掛けた、奇想天外なPRポスターをご紹介。
競合他社の製品を彷彿とさせるパッケージデザインをモチーフに、「虫歯」「糖尿病」「悪玉コレステロール」といった疾患、生活習慣病名をデカデカと大書き。これらの製品に比べて自社の製品が(砂糖が少なく)ヘルシーであることをアピールしたのです。
「アルツハイマー病」編
「研究によると、砂糖のとりすぎは脳疾患のリスクと高めると言われています。覚えておくとよいでしょう。 砂糖の不安なしにおいしいチョコレートをどうぞ。」
「虫歯」編
「甘党であることと引き換えに、いろいろと失う必要はありません。 歯へのダメージを気にせず、美味しいものを楽しみたいですよね。」
「糖尿病」編
「あなたの体を生ゴミ扱いしないスイーツがやってきました。 砂糖の悪影響を受けず、美味しく食べられるチョコレートをどうぞ。」
「痛風」編
「シュガー・ラッシュ(砂糖づくし)がこれほどまでに早くあなた(の動き)を(痛風の痛みで)遅くさせるの、ウケますよね。 砂糖の悪影響を受けず、美味しく食べられるチョコレートをどうぞ。」
「腎臓結石」編
「山ほどの砂糖は、あなたに山ほどの苦しみをプレゼントします。 砂糖の悪影響を受けず、美味しく食べられるチョコレートをどうぞ。」
「悪玉コレステロール」
「健康的なチョコレートという選択肢が欲しいですか? 砂糖の悪影響を受けず、美味しく食べられるチョコレートをどうぞ。」
甘いどころか激辛のパワーワードが踊るポスターは、お菓子の宣伝と思えないほどに辛辣。 これだけ「見覚えのあるデザイン」に「想像してしまうリスク」を書かれると、手を伸ばすのをためらってしまいそうですね。
他社製品を“下げて”自社製品の優位性をアピールする手法は日本ではほとんど見かけませんが、善し悪しは別として、いろんな意味で強烈なインパクトを残すことには違いなさそうです。
(via Ads of the World)
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