独IKEA、ECサイトの“カートボタン”を広告スペースに活用

Case: PAX it

WEB広告のパフォーマンスを測定する指標には様々なものがありますが、その中でも重要な指標の一つがクリック率。

人々が日々訪れるECサイト内で最も頻繁にクリックされているもの、それはズバリ、“カートボタン”だということに着目したドイツのIKEAは、スポーツブランドを扱う大手オンラインショッピングサイト・WeAreに協力を仰ぎ、同社のカートボタンにちょっとした工夫を仕掛けました。

ほとんどの場合、カートボタンには買い物かごのマークがデザインされていますが、IKEAはこの部分に、フレキシブルに組み替えられる同社の代表的な収納システム・PAXのロゴを当てはめることに。

ユーザーが商品を選んで購入ボタンを押すと、そのアイテムの数に応じてPAXの形を変化させ、ワードローブのサイズを自由にアレンジできるという特徴を訴求したのです。

またサイト内に大きなバナーを配置して、IKEAのサイトへ直接誘導する仕組みを作り、“たくさん買い物をしてもPAXがあれば収納場所には困りませんよ!”とアピールしたところ、多くのアクセスがあったそうです。

カートボタンという小さなスペースが大きなキャンペーン効果をもらした目の付け所が秀逸な試みでした。


IKEA “PAX it!” from Grabarz & Partner on Vimeo.

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