人ではなく、“犬”との出会いを提供!? 人気出会い系アプリTinderを活用した動物保護啓蒙施策
Case: Adopt Me
クロアチアでは、毎年夏のバカンスの時期になると、沢山の犬が道端に捨てられ大きな問題となっています。
動物保護団体のIndigoは、そんな可哀想な犬たちに新しい飼い主を見つけようと、人気出会い系アプリ「Tinder」とコラボしてユニークなデジタルキャンペーンを実施しました。
パートナーからの“愛”を求めるTinderユーザーと、飼い主からの“愛”を求める保護犬、共に“愛”を求める両者をマッチングさせればお互いがハッピーになれるのでは…というアイデアが今回のコラボのきっかけです。
キャンペーンでは、数名のスタッフがTinderのアカウントを開設し、保護犬と一緒に撮った写真をプロフィール写真に登録。
一見スタッフがパートナーを探しているように見えますが、実は保護犬の飼い主を見つけるために作られた特別なアカウントです。
プロフィール写真を見たTinderユーザーは、そうとも知らずに続々とメッセージを送信。スタッフは連絡を受けてはじめてキャンペーンの主旨を説明し、犬の飼い主を探していることを伝えます。
最初は驚く人もいましたが、この説明に対する反応は、全般的にポジティブなものばかり。既にスタンフォードという名の保護犬の飼い主が見つかり、団体に寄付を申し出る人もいました。
“愛”と“出会い”をコンセプトにして、意外なツールで保護犬の問題について訴えた啓蒙キャンペーンでした。
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