泣いて笑って、それが人生!反抗期の娘への父の優しさを描いたIKEAのTVCM
Case: A Good Listener
大きな家に仲のいい家族。広告では完璧な家庭が描かれがちですが、現在展開されているIKEAのグローバルキャンペーン『Where Life Happens(人生の様々な1ページ)』は、“人生の真の姿”をテーマにしたもの。
本キャンペーンの一環としてIKEAがスウェーデンで公開した、“父と娘の苦悩と絆”を描いたTVCMをご紹介。
IKEA – A Good Listener from Ourwork on Vimeo.
動画のタイトルは『A Good Listener』。仲の良かった父と娘の間に突然立ちはだかる大きな壁。それが10代特有の思春期です。
女の子は帰宅すると無言で部屋に入り、「話したくないから、あっちに行ってよ!」と、カギをかけて父親をシャットアウト。父親は悲しみをグッとこらえて娘が心を開いてくれるのを待ち続けます。
また別のある日、女の子は帰宅するなり部屋にこもって突然泣き始めます。
余計なことは言わずに、椅子を用意して、ドア越しにただただ娘の言うことを聞いてあげる父親。どんな状況であろうと、常に娘の味方でいる父親の優しさが伝わってきます。
そしてある日、ついに女の子が父親に対してドアを開きます。久しぶりに顔を見合わせた2人は自然と笑顔に。
そして映像は父親が座っているIKEAの椅子へ。2人が辛い時期を乗り越える様子を近くで見守ってきた椅子だと思うと、不思議と愛着が湧いてきます。
家具は、完璧な家庭を保証するものではなく、時には持ち主の悲しみを側で支えてくれるもの。
楽しいことはもちろん、辛いこともあるのが人生。そんなリアルな設定だからこそ心に残る、IKEAのTVCMでした。
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