【Pick of the week】今週の国内事例ピックアップ 8/12

直近でリリースされたもの・話題になったもの等、日本国内のクリエイティブ・キャンペーン事例をAdGang目線で独自にピックアップしてご紹介する「Pick of the week」。

今回は、マツダ/資生堂、ナイキジャパン、互助交通、森永製菓、面白法人カヤックの5つの事例をご紹介。

1:マツダのデザインコンセプト「魂動」を象徴したフレグランス(マツダ/資生堂)

マツダは、8月5日(金)~7日(日)に千葉の幕張メッセで開催された「AUTOMOBILE COUNCIL 2016」にて、過去から未来につながるマツダデザインを象徴する7台を展示してマツダデザインヘリテージの一端を紹介するブースを出展。テーマは、「MAZDA DESIGN ELEGANCE」。そこで、視覚だけでなく、感性に訴えかけるブランド体験を提供するために、資生堂とともに開発した、“魂動(こどう)”を象徴する香り(フレグランス)を初披露。

資生堂の「香りを芸術まで高めたい」という初代社長から受け継がれる精神と「クルマはアート」とするマツダデザインの志が共鳴し、両社クリエイターのコラボレーションが実現した。

本フレグランスのテーマは、『emotional simplicity(削ぎ落とした先の凝縮された興奮)』。静寂の中に凛とした佇まいと毅然とした品格を漂わせる香りは、ウッディー、レザー、ローズをベースに、“魂動”を象徴する独自エッセンスを配合。デザインは、マツダがデザインで追求する「削ぎ落とすことで、研ぎ澄まされた美に到達する」という日本の美意識から着想している。

2:「#身の程知らず」キャンペーン(ナイキジャパン)

#身の程知らず

ナイキジャパンは、8月1日(月)より「#身の程知らず」キャンペーンを開始、TVCMやデジタルメディア、屋外広告等を展開。「身の程知らず」は、日頃ネガティブな意味合いで使われている言葉だが、自分の限界を自分で決めつけない、すなわち「身の程を知らない」ことは、ナイキが考えるアスリートのあるべき姿でもある。

そこで、本キャンペーンでは、「自分の限界に挑み続ける日本のアスリートたちの姿」と「身の程知らずという言葉」を組み合わせることで、新たに、ポジティブな「身の程知らず」像を示そうとしている。同社は「身の程知らず」という言葉の意味をとらえなおす体験を通じて、日本の若い世代にJUST DO IT.のインスピレーションを送ることを目指す。

3:都内初「痛車タクシー」運行開始(互助交通)

互助交通は、8月12日(金)より、「痛車タクシー」の運行を開始。運行開始場所は、同日、東京・お台場の東京ビッグサイトにて行われる同人誌即売会「コミックマーケット90」会場周辺。車体の特徴は、ITコミュニティ「プログラミング生放送」のキャラクターである「プロ生ちゃん」のラッピングが施されていること。

料金は通常通りの金額。「痛車タクシー」運行の背景は、同社が4月29日~30日「ニコニコ超会議2016」に出展した際に、「超タクシーwithプロ生ちゃん」と題して、痛車タクシーの展示やコスプレイヤー撮影会などを実施し、2日間でブース来場者5,000人以上を記録。そして多くの来場者から「実際に走るところが見てみたい」との要望・声援を多く得たことより、今回都内で唯一の痛車タクシーとしてサービスを開始するに至った。

4:過酷なコミケを乗り切るための「10秒コミケサイズ」ムービー(森永製菓)

10秒コミケサイズ

森永製菓は、8月12日(金)~8月14日(日)に東京・お台場の東京ビッグサイトにて行われる同人誌即売会『コミックマーケット90』(通称『コミケ』)企業ブースに「inゼリー」として出展。出展に先駆け、8月4日(木)より、コミックマーケットで役立つエクササイズ動画「10秒コミケサイズ」を公開。

本動画は、コミケを“スポーツ”として捉え、より楽しめることを目指し考案。列の最後尾のプレートの受け渡し、トイレ待ちの行列、身分証の提示など、参加者の多くが経験したことがあるような“コミケあるある”を取り入れ、楽しみながらコミケに負けない体力と筋力を身につけるエクササイズを提案している。また、「コミケサイズ」を題材とした“特製コミック小冊子”を制作、出展ブースにて「inゼリー」を2個以上購入した人にプレゼント。さらに開催期間中出展ブースでは、己の筋力を試すエクササイズに挑戦できる。

5:共闘スポーツRPG「ぼくらの甲子園!ポケット」ご当地宣誓CM(面白法人カヤック)

ぼくポケツイートキャンペーン

面白法人カヤックは夏の高校野球シーズンにちなみ、シリーズ累計600万ダウンロードを超す人気共闘スポーツRPGシリーズの最新作「ぼくらの甲子園!ポケット」のTVCMを8月7日(日)より2週間かけて放映。北海道・東北・中部・近畿・中国・九州地域(全14道府県)にて放映するが、オンエア地域に合わせて選手宣誓の内容が異なるのが特徴。

高校野球のモチベーションは、地元愛。本ゲームでは、実際に地元の高校を選んで甲子園を目指すことができることから、本企画の内容が実現。「広島県民はピンチもお好み焼きのようにひっくり返します」「愛知県民は夢の舞台でしゃちほこのように輝きます」など、全15種類のCMを制作(東京バージョンはWebでのみ公開)。オンエア地域ならではのご当地ネタを盛り込んだ宣誓で人々の地元愛を刺激し、ダウンロード増を目指す。

 

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