【カンヌPR部門グランプリ】食の安全を考える実証実験 2週間オーガニック食品だけを食べてみたところ…
Case: The Organic Effect
皆さんはオーガニック食品というと、どんなイメージをお持ちですか?
健康的、安全、値段が高いなどなど、色々あると思いますが、今回はスウェーデンの大手スーパーマーケット・Coopが行った、『オーガニック食品だけを食べ続けると、人の体にはどのような影響をあるのか?』という実証実験をご紹介します。
協力してくれたのは、こちらの家族。
実験を始める前に、スウェーデン環境研究センター監修のもと、まずは家族全員分の尿検査を実施。すると彼らの体内からは、殺虫剤、防カビ剤、植物成長調整剤などの化学物質が検出されたのです。
この少しショッキングな結果をふまえた上で、食材から調味料まで、口に入れるもの全てをオーガニック食品に変えるという生活が始まりました。
そして2週間後。再び尿検査をしたところ、なんと子供たちの体から検出されていた化学物質の数値がほぼゼロになるという、驚きの結果が出たのです。
これには母親も「せっかく体から有害な成分を取り除くことができたんだから、もう元の食生活に戻したくないわ。」と、今後も続けていく意思を固めた様子。
本取組みは数多くのメディアでパブリシティを獲得し、ソーシャルメディアでも爆発的に拡散。YouTubeとFacebookに投稿した実証実験動画は3500万回以上再生されるとともに、SNSを介したリーチの合計は全世界で18億にも上るほどだったといいます。
『体にいいことは何となく分かっている』そんな漠然としたイメージを、数字で裏付けしたこの取り組みにより、Coopは過去20年間で最高の売り上げを記録。
2016年カンヌライオンズPR部門のグランプリを受賞しています。
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