“愛する人のささやき”がドライバーの命を救う!ホンダが開発した「次世代型ヘルメット」とは
Case: Keep Safe Whispers
南米のコロンビアでは、スピードの出し過ぎによるバイクの死亡事故が毎日起こっています。自動車と比べると若い人たちでも手が届きやすいバイク。昨年と比べ、コロンビアのバイク産業は163%拡大しています。
そんな中大手自動車メーカーのホンダが、バイク事故による悲惨な死を防ごうと、次世代型ヘルメット、その名も“keep safe whispers”を開発しました。
“keep safe whispers”とは、「安全運転で無事に帰ってきてね。」というささやきのこと。
家族や恋人など愛する人からの無事を祈るメッセージが、ヘルメットを通じてドライバーに届けられ、スピードの減速を促すことで未然に事故を防ごうというものです。
メッセージの送受信には専用のアプリが必要。家族はこのアプリを使ってメッセージを録音・保存しておきます。
ドライバーが制限スピードを超えると、bluetoothを通してヘルメットにメッセージが届くという仕組み。GPS機能がスピードを判断します。
ドライバーがメッセージを聞いてスピードを減速すると、今度は家族に向けて「ドライバーが○○K/Mまで減速しました。」というメッセージが送信。家族を安心させてくれます。
従来は事故が起こってしまったその時に役目を果たすヘルメット。
ヘルメットの役割を根本から見直し、事故自体を防ぐ画期的なアイデアを形にしたホンダの取組みのご紹介でした。
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