落ち葉が“夏の訪れ”を告げる… 自然の摂理を活かしたルフトハンザ航空の「落ち葉チラシ」

Case: The Leaflet – autumn leaves carrying sunny messages

ルフトハンザ航空が、暗くて寒い秋を迎えるスウェーデンで、暖かくて今まさに夏のバケーションシーズンを迎えている国々の“チラシ”を、一風変わった方法で“配布”しました。

まだ木々に緑の葉が茂る9月のストックホルム。アーボリストと呼ばれる樹木の栽培や手入れ方法のプロである男性が一人並木道に現れました。

男性が手にしているのは、特殊なスタンプ。あちこちの木に登っては、葉っぱ一枚一枚にスタンプを押しています。

そして葉が枯れ、落ち葉となる11月。
並木道を歩いている人が、何やら見慣れない“落ち葉”を見つけたようで拾い上げます。

それが、こちら。

アーボリストが9月に葉に押したスタンプの文字が、葉が枯れるのと同時に浮かび上がり、“チラシ”となって道を埋め尽くしていたのです。

これぞまさに“Leaflet”(Leaf=葉、チラシの意)。それぞれのLeafletには、『カンクンは28℃』『フロリダは夏です』など、今まさに暖かいハイシーズンを迎えているリゾート地の情報が刻印されていて、寒くて暗い季節が到来した人々を常夏の国へ誘っています。

寒い季節の到来を告げる落ち葉を使って、“夏を告知する”というエコフレンドリーなチラシ施策でした。

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