広告枠のない「WhatsApp」で独自の“宣伝”を展開。売上28%増を記録したインド人気バーの斬新施策

Case: The World’s First Ad Ticker on WhatsApp

インドの人気バー・Café TCが、新しく店舗がリニューアルしたことを広く若年層に訴求するために、若者の間で人気のチャットアプリ「WhatsApp」を使ってユニークなプロモーションを実施しました。

Café TCが限られた広告費で、ターゲット層である若者に広くリーチするために着目したのが、今や世界中の若者が利用しているチャットアプリの「WhatsApp」。

しかし、「WhatsApp」には広告スペースがありません。かといって、大量にスパムメールを送る方法も取りたくありません。

そこで、Café TCはカスタマイズしたAPIを開発し、Café TCのメッセージをニューステロップのように点滅表示させ、またプロフィール写真もGif動画に変更し、広告のように注目を集めやすいものに作り替えました。

後はターゲット層と結びつくだけ。まずは、FacebookやTwitterなどのSNSで若者に対してCafé TCの番号を伝え、WhatsAppのコンタクトリストに加えてもらうよう呼びかけます。

若者が、WhatsAppでCafé TCを検知し、コンタクトリストに加えれば完了。

Café TCは独自にカスタマイズしたアカウントで、「ハッピーアワー開催中!」、「フリードリンクプレゼント中!」などのお知らせを配信します。

利用者は、この配信メッセージをスクリーンショットに撮り、店に送信するだけでサービスが受けられるという仕組みです。

結果、広告費ゼロで、店の売上を28%増加し、問い合わせ件数を117%も増やすことに成功しました。広告スペースのない「WhatsApp」で独自の“広告”を配信した秀逸なアイディアでした。

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