「一刻も早くスキップしたい!」 ユーザーインサイトを捉えた“YouTube視聴者とMINIのスピード対決”
Case: The YouTube Pre-Roll Race
YouTubeのプレロール広告。一刻も早くスキップしようと、カウントダウンが始まるとスキップボタンにカーソルを合わせスタンバイしている視聴者も多いと思います。今回は、スキップボタンを押そうとする視聴者との“スピードレース”に挑んだMINIの斬新な企画をご紹介します。
MINI John Cooper Works YouTube Race from Kinetic Singapore on Vimeo.
MINI史上最もパワフルでスピーディな『MINI John Cooper Works』をプロモートするために制作したのがこちらのプレロール広告、その名も“MINI YouTube Race”。
一刻も早くプレロール広告をスキップしようとする視聴者に、『MINI John Cooper Works』がある“スピード勝負”を挑むというものです。
“3,2,1”と広告をスキップできるまでの時間がカウントダウンされます。大抵の視聴者はカーソルをスキップボタンの上でスタンバイし、“0”になった瞬間スキップボタンを押そうとその一瞬にかけるはずです。
一方、画面上の『MINI John Cooper Works』も“3,2,1”のカウントダウンに備えています。こちらは“0”になった瞬間、画面左端から右端に向かって猛スピードで駆けだします。
『MINI John Cooper Works』が右端に到着するよりも早く視聴者がスキップボタンを押すことができたら、視聴者の勝ち。
『MINI John Cooper Works』のスピードが勝ったら、画面上に“遅すぎる”・“あなたの負け”と表示され、視聴者の広告スキップスピードをも勝る『MINI John Cooper Works』のスピーディな走りを訴求するという趣旨でした。
“一刻も早く広告をスキップしよう”というYouTube視聴者のインサイトを前提にして、「楽しめるクリエイティブ」へと昇華させた斬新なYouTubeプレロール広告でした。
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