エミレーツ航空、サッカースタジアムの観客へ機内安全ならぬ“スタジアム安全”の実演を披露
Case: Safety football
機内サービスの評価が高いことで知られるUAEのエミレーツ航空が、ユニークな“機内安全の実演プロモーション”をポルトガルで実施しました。
機内安全といっても、同社の客室乗務員が実演を行ったのは飛行機の中ではなく、なんと首都リスボンにあるサッカースタジアム。試合が始まる前に数名のクルーが登場し、65,000人の観客の前で機内安全ならぬ“スタジアム安全”の実演を行ったのです。
具体的には以下のような内容を身振り手振りでスタジアムの観客に訴えていきます。
「この施設には、32ヶ所の非常口があります。」
「手荷物は座席の下に収納してください。」
「チームを全力で応援できるように、携帯電話はしまっておきましょう。」
「選手がゴールを決めた際には、タオルが上から振ってきます。小さなお子様をお連れのお客様は、このように安全姿勢をとってください。」
「さあ、いよいよ選手たちの入場です。どうぞ試合をお楽しみください!」
最初は怪訝な顔をしていたサポーターたちですが、最後はスタンド総立ちでクルーに声援を送ります。
飛行機に乗ると必ず流れる安全ビデオですが、ちゃんと見ている人はほとんどいませんよね。サッカースタジアムという場所で見せることによって、65,000人もの視線を一瞬でくぎ付けにした、きわめてユニークなアイディアでした。
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