タクシー内のWi-Fi無料サービスで啓発する「シートベルト着用の大切さ」
Case: Safety Wi-Fi
皆さんは車の後部座席に座っている時、シートベルトを締めていますか?
調査によると、シートベルトを着用することによって、後部座席における交通死亡事故のリスクを75%も減らすことができるそうなのですが、ブラジルではほとんどの人が使用していないのだとか。
そこでブラジルのFiatでは街中を走るタクシーの協力を得て、ユニークな啓発キャンペーンを企画しました。
そのキャンペーンとは、タクシーの車内に無料のWi-Fiを設置するというもの。顧客満足度を高めるサービスかと思いきや、実はこのWi-Fi、シートベルトのバックルを締めることで、はじめて使える仕組みになっているのです。
乗車したお客さんは、驚きながらも「いいアイディアだね!」と深く納得した様子。この取り組みはSNSを中心に広く拡散し、多くの人々にシートベルト着用の大切さについて、改めて考えてもらうきっかけとなりました。
安全面での危険性を訴えかけるよりも、自らの意思で装着を促そうという狙いが功を奏した啓発キャンペーン。シンプルなアイディアながら、目の付け所が秀逸ですね。
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