カップケーキを配るGoogleのそばでザッポスが仕掛けた、“更なる笑顔”を生み出す奇策とは?
Case: PayWithACupcake
熱狂的なファンがそのサービスをほめ称え、「アマゾンが屈した」とも言われるZappos(ザッポス)。靴を中心としたアパレル関連ECサイトを運営する同社が、テキサス州オースティンで行ったユニークなプロモーションをご紹介します。
ある日町中で、Google(下のキャプチャではロゴがぼやかされています)がキャンペーン用トラックを使い、道行く市民にプロモーションを行っています。
トラックには『Pay With A Photo』の文字。Androidアプリ「Googleフォト」を使って、カップケーキを写真撮影・共有すると…そのカップケーキがタダでもらえるという企画のようです。
そんな中、ザッポスはGoogleのトラックのそばに、何やら怪しげなボックスを設置します。
Googleトラックで無料のカップケーキをもらった市民は、「何かしら、このボックス?」と周囲に続々と集まってきます。
ボックスには大きく『Pay With A Cupcake(カップケーキでお支払い)』の文字。さらには『Insert Cupcake』と『Be Happier』と題された2つの取出口があります。
リクエストの通り、恐る恐るカップケーキを『Insert Cupcake』から中に入れてみると…
『Be Happier』の取り出し口から、箱に入った鞄が出てきてそのままもらえるという仕掛けでした。
鞄以外にも、時計、ヘッドフォン、サングラス、ギフトカードなどが出てきて、みなさん大喜びだったようです。
ついには、Googleのトラックでカップケーキを配っていたスタッフまで参戦。そしてこの笑顔!!
このプロモーションの模様を収めた動画は以下のメッセージで締めくくられています。
Thanks for the cupcakes, giant tech company.
(テック業界の巨人、カップケーキをありがとう。)
無料でカップケーキをもらい喜んでいる市民に、“さらに喜んでもらおう”という趣旨のもと実現された斬新なプロモーションでした
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