新聞配達の軌跡を光の軌道で可視化!創刊125年 長崎新聞の記念プロジェクト「The Way」

Case: The Way

今年で創刊125周年を迎えた長崎新聞が、18年ぶりに輪転機を新規導入するにあたって実施した記念企画をご紹介します。

The Way」と名付けられたこのプロジェクトは、長崎新聞の配達員2,285名の配達ルートを、GPSを使って視覚化したもの。

入り組んだ市街地、594の離島など、日本でもっとも複雑な交通網を抱える長崎。真夜中を過ぎたころから、車、バイク、船、飛行機など様々な経路で新聞が配達されていきます。
 width=

「The Way」は、その配達の軌跡を150台ものGPS受信機を使用して40日間にわたり計測、データ化したものを地図上に光の軌道で描いたものです。時間が経過するにつれて、地域の隅々まで配達が進む様子を、美しいグラフィックで直観的に見て取ることができます。

ITの進歩によって情報伝達のスピードが飛躍的に向上し、新聞というメディアのあり方が問われる今の時代。新聞の原点とも言える“人が人に直接届ける”という行為を再確認することで、地方新聞社の存在意義を見つめ直し、改めて世の中に発信することが本プロジェクトの狙いだといいます。

下記でご紹介する動画は、長崎新聞配達員の日々の営みに密着したドキュメンタリーです。新聞が読者の手元に届くまでの、配達員による知られざる仕事ぶりが長崎の雄大な自然と共に描かれています。ぜひご覧ください。

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る