キットカットの新市場開拓施策 “モデルがポーズをとる看板”と“モデルがブレイクする看板”
Case: The day advertising had a break
“Have a break”でお馴染みのチョコレート菓子・キットカットが、コロンビアで商品を初めてローンチするにあたり、“他社の看板とコラボしたビルボード”を設置しました。
キットカットを“Have a break”(ブレイクしようよ)というコンセプトと共にコロンビアの人に伝えるためにはどうしたらいいだろうか?
キットカットの答えは、“働き者に、キットカット片手にブレイクしてもらう”ということでした。
同社が白羽の矢が立てたのが、四六時中働きっぱなしの“看板の中のモデル”。看板の中のモデルは、当然休みなしで、いつ何時でも商品の宣伝に勤しんでいます。
そこでキットカットが制作したのが、こちらの看板。左側がもともとのビルボードで、右側がキットカットバージョン。どのモデルも、一旦仕事を中断してキットカットを食べながらブレイクしている様子が描かれています。
どちらのビルボードも、それぞれのメーカーの協力の元、同じシチュエーションで撮影され、モデルのオンとオフがキットカットのあるなしでわかりやすく描写されました。
またビルボードの脇には、ビルボードを見た人にもビルボード内のモデルと同様のブレイクを提供するために、無料でキットカットがもらえるディスペンサーを設置しました。
このビルボードをより多くの人に届けるために、ソーシャルメディアで影響力のある人に協力を仰ぎ、SNSで積極的にシェアしてもらった結果、瞬く間に注目を集めることに成功し、設置後わずか数週間で2百万以上のインプレションを獲得した他、Twitterでは数千件ものインタラクション、Facebookではエンゲージメントが20%も増加したといいます。さらに各種メディアでも大きく取り上げられました。
キットカットがブレイクを提供するチョコレート菓子であることを、看板のモデルにブレイクしてもらうことで訴求したアウトドア施策でした。
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