2015.06.05

大注目の「VRヘッドセット」を使った心躍るプロモーション7選

Case: VR headset

近年の技術革新により、急速に注目を集めているVRヘッドセット（ヘッドマウントディスプレイ）。映像表現の進化に伴い、Occulus lift、Morpheus、FOVE、Gear VR、Google Cardboardなど様々なハードが登場しています。

そんな中、このVRヘッドセットをプロモーションに活用する企業も増えつつあります。今回は『バーチャルリアリティの“体験シーン”』別に、VRヘッドセットを活用した世界のプロモーション事例をまとめてご紹介します。

ユーザーにとっては“わざわざ装着しなければならない”というそんな一手間（ハンデ）をものともしない、ワクワクさせてくれる施策の数々をご覧下さい。

１．ハラハラドキドキの登山体験

［企業名：Merrell］

世界的な登山靴メーカー・Merrellによる『靴を試着してバーチャル登山体験をしてもらう』という企画。Oculus Riftを装着して、屋内に設置された細い道や吊り橋のセットを歩くと、参加者の目には切り立った岩山の端、断崖絶壁を歩いているような映像が見えるというアイディアでした。（詳細はコチラの動画で）

２．ジェットコースター絶叫体験

［企業名：Kingfisher］

インド最大のビールメーカーKingfisherによる、“心拍数を高めた後に、ビールを飲んでほっと一息ついてもらう”という趣旨のイベント。参加者にハラハラドキドキしてもらうために、Oculus Riftを装着して疑似ジェットコースター搭乗体験をしてもらうというアイディアでした。（詳細はコチラの動画で）

３．スケートボード体験・アイススケート体験・乗馬体験

［企業名：British Airways］

イギリスの大手航空会社・British Airwaysによる、パリ、ミラノなどの街中で『バーチャルアメリカ旅行』をしてもらうという企画。同社が用意したヘッドセットを装着すると、カリフォルニアの海岸沿いの道を暖かな日差しと爽やかな海風を浴びながらスケートボードをしているという設定で、体験した人は体でバランスをとったり、よろけたりしながら仮想世界での不思議な旅行を楽しめるというアイディアでした。これ以外にも、疑似アイススケート体験や疑似乗馬体験もできたそう。（詳細はコチラの動画で）

４．観光体験

［企業名：楽天トラベル］

旅行予約サイト・楽天トラベルが長野県と連携して、バーチャルリアリティで善光寺や、パワースポットとして人気の戸隠神社の観光体験をしてもらうという企画。Oculus Riftを装着すると、視線を向ける方向に合わせて観光地の映像が次々と現れるという仕掛けで、臨場感溢れるこまごまとした店の並びや、道行く人を間近に体感することもできました。（詳細はコチラの動画で）

５．遊園地体験（外出ができない闘病中の子供が体験）

［企業名：Samsung］

小児専門病棟で闘病生活を余儀なくされている子供たちを、精神面からサポートし、病気と闘う気力を引き出してもらうためにサムスンが実施した企画。同社製のVRヘッドマウントディスプレイ・Gear VRを子供たちに装着してもらい、近くにある遊園地で人気のアトラクションをバーチャル体験してもらうというアイディアでした。ジェットコースターに乗ったりショーを見たりと、普段はできない体験に、「本当に遊園地にいるみたい！」「一日中こうしていたい！」と笑顔がこぼれたそうです。（詳細はコチラの動画で）

６．恐怖のダイビング体験

［企業名：Samsung］

Gear VRの臨場感を訴求するためにサムスンが実施したアイディア。あえて“海からは遠く離れた街”にダイビング体験ショップをオープンし、来店客にヘッドセットとイヤフォンを装着してもらい、海中で聞こえるくぐもった音、波に揺られる感覚などまるで本当に海中にいるような錯覚を与えるという企画です。突如大きな口を開けて襲いかかってくるサメには、あまりの臨場感に思わずお客さんは立ち上がって悲鳴をあげるほどだったそう。（詳細はコチラの動画で）