訪問者100万人、平均滞在時間25分を記録!地方空港の存続意義をPRする“空飛ぶ映像”キャンペーン

Case: Fly with us

国の面積は日本とあまり変わりませんが、人口は約24分の1の500万人というノルウェーには、実に46の空港があるといいます。当然コストパフォーマンスは悪く、地方空港の統廃合がささやかれていますが、それでは遠隔地域に悪影響を及ぼしてしまいます。

そこで、ノルウェーの空港を運営する国営企業のAvinorは、ノルウェー全土に点在する空港の存在価値を証明し、また多くの国民に認知されていないAvinorが果たす役割について知ってもらうために、「Fly with us」(私たちと飛ぼう)という“空飛ぶウェブ体験”キャンペーンを実施しました。

Avinorが用意したのは空からノルウェーを撮影するヘリコプター。これをノルウェー最大のテレビ局と協力して、3週間かけて毎日飛ばし、ノルウェー全土の姿を全90時間に渡って撮影したのです。

各空港から別の空港まで順を追って撮影した映像は、上空から360度のパノラマビューを実現し、空港がある各都市のネタと共に紹介されました。

ハイライトシーンは毎日15ものテレビ番組で放送され、各地から中継も行われた他、キャンペーンのウェブサイトでもクリック一つで気になる各地の映像を自由に見ることができるページが構築されました。

キャンペーンサイトの訪問者数は100万人を超え、平均閲覧時間は25分を記録しました。また、テレビ番組の視聴者数は470万人、視聴率は25%を記録しました。SNSをはじめ各種メディアでも多く取り上げられ、1000万ドルの広告効果を生んだと言います。

国民の関心を引き付け、ノルウェー全土に広がる各都市とそれを取り巻く美しい自然美を伝えることにより、空港の存在意義を訴求し、広く国民にその運営に係る理解を求めることに成功したキャンペーンでした。

動画はコチラ

FLY WITH US – case study from Creuna Norge on Vimeo.

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/avinor_fly_with_us

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