働き過ぎのサラリーマンを“楽園”へ救い出せ! 野生動物が歌で誘うコスタリカ観光
Case: Save the Americans
北米地域に増殖中であるという、毎日仕事に追われ深夜まで働き詰めのサラリーマン。中米コスタリカ政府観光局は、そんな彼らを“楽園”コスタリカに誘致し、至極の休暇を過ごしてもらうよう、“働き過ぎのサラリーマンを苛酷な環境から救い出し、楽園に保護する”とのメッセージを込めたテレビCMを制作しました。
CMに登場するのは、コスタリカの美しい自然とそこに生息する野生動物たち。まずは、ナマケモノが登場し「都会というジャングルで、今夜も働きづめのサラリーマンよ。コスタリカで休暇を過ごさないか。」と歌います。
続いて、コンゴウインコなどの鳥類が「コンクリートの壁に囲まれて、ラッシュアワーにくたびれているサラリーマンよ。コスタリカで休暇を過ごさないか。」と歌い、
カメとホエザルも登場し、「ストレス社会を抜け出し、滝、海、森など緑豊かな自然あふれるコスタリカで最高の休日を過ごそうよ。」と美しい歌声で誘うというものです。
オーバーワーク傾向にあるというアメリカ人とカナダ人のサラリーマンの多くは、ストレス環境に長時間身を委ねているだけでなく、十分な休暇を取得していないといいます。苛酷な日常を送っている彼らをすぐ近くの“楽園”コスタリカに救い出すという本キャンペーンは、「Save the Americans」「Save the Canadians」と名付けられ、CMの他専用Webサイト、ポスター、ソーシャルメディアなどを活用して幅広く展開されています。
コスタリカを訪れる観光客のうち実に9割以上がアメリカとカナダからの旅行者であるという同国。更なる観光者数増加を掲げて、野生動物たちが美しい歌声で誘うCMをぜひご覧ください。
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・政府観光局の斬新な観光客誘致プロモーション(まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/online/costa_rica_tourism_board_save_the_americans
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