障害者専用スペースに駐車してしまった人の「罪悪感」に訴えかける、献血啓発キャンペーン

Case:Honest Sticker

ショッピングモールや公共施設の駐車場に設けられている、体に障害を持つ人のための優先スペース。良くないこととは知りつつも、入口に近いから、他の場所が空いていなかったから…と車を停めてしまった経験はないでしょうか。

ブラジルの医療系非営利団体・Santa Casa de Misericórdia de Porto Alegreは、そんな自分本位な行動をとってしまったドライバーたちに、その過ちをある方法で埋め合わせるよう提案しました。

同団体が制作したこちらの大きなシールに書かれているのは、以下のようなメッセージ。

このシールは簡単に剥がせます。でもあなたがとった行動は取り戻せません。善い行いをするために、献血をしてください。

このシールを車いす専用スペースに駐車してある車の運転席のドアに貼り、ハンディキャップ専用のスペースだと分かっていながら駐車してしまったという身勝手な行動を反省し、献血をして社会の役に立ちましょう、と呼びかけたのです。

大きなシールをドアに貼られてしまったドライバーたちは、なんともバツの悪そうな様子で辺りを見回したり、誰がこんなことをしたのかと考えている様子。

このキャンペーンによって、どれだけの人が献血に行ったのかは分かりませんが、献血啓発広告では善意に訴えかけることが多い中、人々の“罪悪感”を利用したという意味では、とても斬新なアイディアだと思いました。

ユニークな献血啓発広告に関心のある方は下記もご覧ください。
献血を呼びかける、世界の“刺さる”広告8選

動画はコチラ

参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/santa_casa_de_misericordia_de_porto_alegre_honest_sticker

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